瞬く/りうら

(にげたいくちをついたなんどめだ)

「逃げたい」 口を衝いた 何度目だ

(りそうがくるしかったきずをかさねていた)

理想が苦しかった 傷を重ねていた

(さきもみえないくらいやみで)

先も見えない暗い闇で

(ただひたすらにすすみつづけた)

ただひたすらに進み続けた

(ちずなんてなくてさまよいなげいて)

地図なんてなくて 彷徨い嘆いて

(こたえをさがしてたんだ)

答えを探してたんだ

(またたくそのいちびょうにも)

瞬く その一秒にも

(みたないときがおまえのさきをみちびく)

満たない刻がお前の運命を導く

(くるしくてちへどをはいて)

苦しくて血反吐を吐いて

(むりやりにでもつきすすめ)

無理矢理にでも突き進め

(これまでのくやしさはこのさきつよさにかわる)

これまでの悔しさは この先強さに変わる

(おまえだけのかちだ)

お前だけの価値だ

(だれのしいたれーるだって)

誰の敷いたレールだって

(そんなのどうだっていいんだ)

そんなのどうだっていいんだ

(おまえのじんせいだろたましいからさきみだれろ)

お前の人生だろ 魂から咲き乱れろ

(しあわせどんないみだっけわからないや)

「幸せ」 どんな意味だっけ 分からないや

(かんかくとおざかっていくふあんていにゆれる)

感覚 遠ざかっていく 不安定に揺れる

(みにくさをひていはしないさ)

醜さを否定はしないさ

(とうしんだいでみすえているんだ)

等身大で見据えているんだ

(しゅうちゃくてんをきめるのはいつだっておまえじしんだ)

終着点を決めるのは いつだってお前自身だ

(ほんきになるのはいやで)

本気になるのは嫌で

(にげだすためのりゆうがほしかった)

逃げ出すための理由が欲しかった

(くやしいおもいをかくすな)

悔しい思いを隠すな

(はいつくばってもたましいからさけべよ)

這い蹲っても 魂から叫べよ

(ぐしゃぐしゃになってあがけよ)

ぐしゃぐしゃになって足掻けよ

(まちがいはこわい)

間違いは怖い

(でもそれいじょうにあきらめをきょうじゅすることがこわいから)

でもそれ以上に諦めを享受することが怖いから

(よわさごとかかえてすすめ)

弱さごと抱えて進め

(またたくそのいちびょうにも)

瞬く その一秒にも

(みたないときがおまえのさきをみちびく)

満たない刻がお前の運命を導く

(くるしくてちへどをはいて)

苦しくて血反吐を吐いて

(いのちをかけろさいごまで)

命を賭けろ 最後まで

(これまでのくやしさをふみしめていっぽさきへ)

これまでの悔しさを 踏み締めて一歩先へ

(おまえだけのみちだ)

お前だけの道だ

(いきついたこのばしょが)

行き着いたこの場所が

(どこかはどうだっていいんだ)

何処かはどうだっていいんだ

(じんせいのはてでたましいからさきみだれろ)

人生の果で 魂から咲き乱れろ

(おまえのあかしきざめよ)

お前の証 刻めよ