怖い話 [もらってください]
順位 | 名前 | スコア | 称号 | 打鍵/秒 | 正誤率 | 時間(秒) | 打鍵数 | ミス | 問題 | 日付 |
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1 | 1414po | 5226 | B+ | 5.8 | 90.0% | 359.3 | 2110 | 232 | 50 | 2024/10/11 |
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問題文
(「あ」)
「あ」
(たばこをかいわすれたのでこんびにへもどることにした。)
タバコを買い忘れたのでコンビニへ戻ることにした。
(きびすをかえしてあるきだす。)
踵を返して歩き出す。
(よるのかぜはきもちのいいものだ。ひるまのあつさやおもいのねつさえとかしてくれる。)
夜の風は気持ちのいいものだ。昼間の暑さや思いの熱さえ溶かしてくれる。
(5ふんほどあるいたころか。まっくらやみのなかぽつんとひかるこんびにがみえてきた。)
5分ほど歩いた頃か。真っ暗闇の中ポツンと光るコンビニが見えてきた。
(なにかいわかんをかんじる。)
何か違和感を感じる。
(ぼくはいわかんのしょうたいがきになってこばしりでこんびにへむかった。)
僕は違和感の正体が気になって小走りでコンビニへ向かった。
(おばあさんがはねている。)
おばあさんが跳ねている。
(じどうどあのまえでぴょん・・・ぴょん・・・と。)
自動ドアの前でぴょん・・・ぴょん・・・と。
(まるでげんきなしょうじょのようにまんめんのえみで・・・ぴょん・・・ぴょん)
まるで元気な少女の様に満面の笑みで・・・ぴょん・・・ぴょん
(「やめてください!」)
「やめてください!」
(てんいんのどなりごえでぼくはわれにかえる。)
店員の怒鳴り声で僕は我に返る。
(「だいじょうぶですか?」ぼくはてんいんにこえをかける。)
「大丈夫ですか?」僕は店員に声をかける。
(「・・・。あ、さっきのおきゃくさんですね!どうかなされました?」)
「・・・。あ、さっきのお客さんですね!どうかなされました?」
(てんいんはおばあさんをけんせいしつつぼくにしせんをうつした。)
店員はおばあさんを牽制しつつ僕に視線をうつした。
(「あ。いや、たばこをかいわすれて・・・それよりだいじょうぶですか?」)
「あ、いや、タバコを買い忘れて・・・それより大丈夫ですか?」
(てんいんはすこしうなだれたあとゆびをおばあさんにむけた。)
店員は少し項垂れたあと指をおばあさんにむけた。
(「きゅうにあらわれたとおもったらずっとこんなかんじで・・・。」)
「急に現れたと思ったらずっとこんな感じで・・・。」
(ぼくはおばあさんにしせんをうつした。)
僕はおばあさんに視線をうつした。
(めがあう。)
目が合う。
(はねながらもめだまはぼくをうつしていた。)
跳ねながらも目玉は僕をうつしていた。
(すこしこわがりながらもこえをかけてみる。)
少し怖がりながらも声をかけてみる。
(「あの・・・)
「あの・・・
(「「けんちゃぁあん!」」)
「「ケンちゃぁあん!」」
(おばあさんはさけびながらぼくにちかづいてきた。)
おばあさんは叫びながら僕に近づいてきた。
(「ひっ」なさけないこえがでるころにはてをにぎられていた。)
「ひっ」情けない声が出る頃には手を握られていた。
(「けんちゃんけんちゃんけんちゃんけんちゃん」)
「ケンちゃんケンちゃんケンちゃんケンちゃん」
(きょうふのあまりぼくはうごけなくなった。てんいんにたすけをもとめようとしたがこえもでない。)
恐怖のあまり僕は動けなくなった。店員に助けを求めようとしたが声も出ない。
(てんいんもおばあさんのこうどうであっけにとられている。)
店員もおばあさんの行動で呆気にとられている。
(もうだめだとおもったしゅんかん、1だいのくるまがちゅうしゃじょうにはいってきた。)
もうダメだと思った瞬間、1台の車が駐車場に入ってきた。
(じょしゅせきのとびらがすばやくあいて、じょせいがかけよってくる。)
助手席の扉が素早く開いて、女性が駆け寄ってくる。
(「ごめんなさい。ごめいわくをおかけしました」)
「ごめんなさい。ご迷惑をおかけしました」
(そういうとじょせいは、さけびながらていこうするおばあさんをむりやりくるまにのせた。)
そう言うと女性は、叫びながら抵抗するおばあさんを無理やり車に乗せた。
(ゆっくりとうんてんせきのどあがあき、だんせいがあるいてくる。)
ゆっくりと運転席のドアが開き、男性が歩いてくる。
(「すみませんね。おさっしのとおり、にんちしょうなんですよ」)
「すみませんね。お察しのとおり、認知症なんですよ」
(「さっきもだれかのなまえをさけんでいましたね。あなたのなまえですか?」)
「さっきも誰かの名前を叫んでいましたね。貴方の名前ですか?」
(「い、いえ。」ぼくはこたえた。)
「い、いえ。」僕は答えた。
(だんせいはふかくあたまをさげ、かえっていった。)
男性は深く頭を下げ、帰っていった。
(もうたばこなんてどうでもいい。はやくかえりたい。)
もうタバコなんてどうでもいい。早く帰りたい。
(ぼくはてんいんのことばもまたずにかけあしでいえにかえった。)
僕は店員の言葉も待たずに駆け足で家に帰った。
(よくあさ、いやなきぶんはまだはれていない。)
翌朝、嫌な気分はまだ晴れていない。
(「まぁ、もうだいじょうぶか」)
「まぁ、もう大丈夫か」
(きぶんてんかんにたばこをかいにいくことにした。)
気分転換にタバコを買いに行くことにした。
(げんかんにいき、いつもよりおもいとびらをあける。)
玄関に行き、いつもより重い扉を開ける。
(「「「けんちゃぁん」」」)
「「「ケンちゃぁん」」」
(いしきをうしなうまえ、たしかにぼくはみた。)
意識を失う前、確かに僕は見た。
(だんぼーるとびにーるひもでざつにつくられたものをくびからさげていた)
段ボールとビニール紐で雑に作られたモノを首から下げていた。
(だんぼーるにはもじがかかれていた。)
段ボールには文字が書かれていた。
(ふといまじっくでなぐりがき、すいてきがたれたようなあともみえた。)
太いマジックで殴り書き、水滴が垂れたような跡も見えた。
(なんてかかれていたかって?おまえはさいしょにそれをみただろ。なんでおれなんだ・・)
何て書かれていたかって?お前は最初にそれを見ただろ。なんでおれなんだ・・