Doll

(ためらいがちにはじらいあってしまうと)

躊躇いがちに恥じらい合ってしまうと

(たおやかにひざしにかみがそまる)

嫋やかに日差しに髪が染まる

(ねむたそうなめふきげんなしぐさ)

眠たそうな目　不機嫌な仕草

(ほおそめるあなたのこえ)

頬染める貴方の声

(もしもあなたがまるではいのようになってしまうなら)

もしも貴方がまるで灰の様になってしまうなら

(いまのうちにとじこめてしまえばいい)

今のうちに閉じ込めてしまえばいい

(さみしさがうまるまでそばにいて)

淋しさが埋まるまで側にいて

(うたがいようもないほどにちかく)

疑いようもない程に近く

(かなうならがらすけーすにかざっておくわ)

叶うならガラスケースに飾っておくわ

(これからずっとうしなわないように)

これからずっと失わないように

(しめったしーつのうえでじゃれあうたび)

湿ったシーツの上で戯れ合う度

(こまったようにことばをのんだふたり)

困った様に言葉を飲んだ二人

(りそうどおりのわたしになれないから)

理想通りの私になれないから

(かわらないでいてほしくて)

変わらないでいてほしくて

(いつかあなたがこんなわたしにあいそつかすなら)

いつか貴方がこんな私に愛想尽かすなら

(そのまえにのろいころしてしまえばいい)

その前に呪い殺してしまえばいい

(いつまでもかくしとおしてみせるから)

何時までも隠し通してみせるから

(うつくしいすがたのままでいて)

美しい姿のままでいて

(とりあえずいまのうちはだまっておくよ)

取り敢えず今のうちは黙っておくよ

(あなたをずっとうしなわないように)

貴方をずっと失わないように

(なにもないよるのふたしかなゆめ)

何もない夜の不確かな夢

(なんどもおもいだしてる)

何度も思い出してる

(あなたがしらぬひととあるいてるゆめ)

貴方が知らぬ人と歩いてる夢

(そんなこどもだましなゆめ)

そんな子供騙しな夢

(さみしさがうまるまでそばにいて)

淋しさが埋まるまで側にいて

(うたがいようもないほどにちかく)

疑いようもない程に近く

(かなうならがらすけーすにかざっておくわ)

叶うならガラスケースに飾っておくわ

(これからずっとうしなわないように)

これからずっと失わないように

(とりあえずいまのうちはだまっておくよ)

取り敢えず今のうちは黙っておくよ

(あなたをずっとうしなわないように)

貴方をずっと失わないように