mabataki/Vaundy

(もしなにも)

もし何も

(わすれられないせかいで)

忘れられない世界で

(であいあってしまったら)

出会い会ってしまったら

(にくみあうのはやめるだろうか)

憎み合うのはやめるだろうか

(もしなにも)

もし何も

(おぼえられないせかいで)

覚えられない世界で

(すれちがってしまったら)

すれ違ってしまったら

(ふりむきあうようになるだろうか)

振り向き合うようになるだろうか

(なんて)

なんて

(どこにもみえないてきをいま)

どこにも見えない敵を今

(そこにあてがい)

そこにあてがい

(ひとびとはかんがえることをやめていた)

人々は考えることをやめていた。

(うすれてくきぼうは)

薄れてく希望は

(じょじょにむしばみ)

徐々に蝕み

(だんそうのなかにねがいをこめはじめたひとびとは)

弾倉の中に願いを込め始めた人々は

(またなきだしてしまう)

また泣き出してしまう

(もしなにも)

もし何も

(わすれられないせかいで)

忘れられない世界で

(であいあってしまったら)

出会い会ってしまったら

(にくみあうのはやめるだろうか)

憎み合うのはやめるだろうか

(もしなにも)

もし何も

(おぼえられないせかいで)

覚えられない世界で

(すれちがってしまったら)

すれ違ってしまったら

(ふりむきあうようになるだろうか)

振り向き合うようになるだろうか

(なんて)

なんて

(あしなみをそろえはじめた)

足並みを揃え始めた

(うたがいはばとうとなり)

疑いは罵倒となり

(ひとをたべた)

人を食べた。

(うすれてくこころは)

薄れてく心は

(じょじょにむしばみ)

徐々に蝕み

(とうめいなやいばにねたみをこめはじめたひとびとは)

透明な刃に妬みを込め始めた人々は

(まだなきやまずにいる)

まだ泣き止まずにいる

(もしなにも)

もし何も

(わすれられないせかいで)

忘れられない世界で

(であいあってしまったら)

出会い会ってしまったら

(にくみあうのはやめるだろうか)

憎み合うのはやめるだろうか

(もしなにも)

もし何も

(おぼえられないせかいで)

覚えられない世界で

(すれちがってしまったら)

すれ違ってしまったら

(ふりむきあうようになるだろうか)

振り向き合うようになるだろうか

(まとうかなしみがいま)

纏う悲しみが今

(またひとをきずつけてしまう)

また人を傷つけてしまう

(もうぼくがさきにじゅうをすてよう)

もう僕が先に銃を捨てよう

(もしなにも)

もし何も

(わすれられないせかいで)

忘れられない世界で

(であいあってしまったら)

出会い会ってしまったら

(にくみあうのはやめるだろうか)

憎み合うのはやめるだろうか

(もしなにも)

もし何も

(おぼえられないせかいで)

覚えられない世界で

(すれちがってしまったら)

すれ違ってしまったら

(ふりむきあうようになるだろうか)

振り向き合うようになるだろうか

(もしだれも)

もし誰も

(みつめあえないせかいで)

見つめ合えない世界で

(であいあってしまったら)

出会い会ってしまったら

(てをにぎってはなすだろうか)

手を握って話すだろうか

(もしぼくら)

もし僕ら

(あすがさいごとしたら)

明日が最後としたら

(にくみあうのはやめるだろうか)

憎み合うのはやめるだろうか

(おもいあうようになるだろうか)

思い合うようになるだろうか