猪狩蒼弥「Fence」

(ａｕｔｕｍｎよりいまとうちゃく)

Autumnより今到着

(ふるくさいあれもこれもこうかん)

古臭いあれもこれも交換

(がいやのけいこくうわのそら)

外野の警告上の空

(めもくれずこえていくあかのぼーだー)

目もくれず越えていく赤のボーダー

(おりはこわされなりひびくｓｉｒｅｎ)

檻は壊され鳴り響くSiren

(きょういをまえにくつがえるがいねん)

脅威を前に覆る概念

(おびえるきょうしゃなきだすおうじゃ)

怯える強者泣き出す王者

(あすはわがみとふるえだすｓｏｌｄｉｅｒｓ)

明日は我が身と震えだすSOLDIERS

(おりはこわされなりひびくｓｉｒｅｎ)

檻は壊され鳴り響くSiren

(きょういをまえにくつがえるがいねん)

脅威を前に覆る概念

(しんやにじいっぽんのふざいちゃくしん)

深夜二時一本の不在着信

(ひつうちよりのせかいかくちへのしょうたいじょう)

非通知よりの世界各地への招待状

(きょうかいをこえるｔａｘｉに)

境界を越えるTaxiに

(のりこみむかうはみかいたくち)

乗り込み向かうは未開拓地

(しんてんちふくかぜのしょうたいはふめい)

新天地吹く風の正体は不明

(ふとうめいなふめいよせんめいなひめいも)

不透明な不名誉鮮明な悲鳴も

(ここちよいｂｇｍにかわるかかわる)

心地よいBGMに変わる関わる

(すべてをくるわすｗａｒｉｎｔｏｋｙｏ)

全てを狂わすWar in Tokyo

(はびこるｙｅｓｍａｎのなりあがり)

蔓延るYes Manの成り上がり

(ｈｉｐｈｏｐにあつまりたがり)

HIPHOPに集まりたがり

(じょうしきにしはいされたてつくずにんげんに)

常識に支配された鉄屑人間に

(あいをこめておくることばｌｏｖｅ)

愛を込めて贈る言葉LOVE

(いくらでもたたくでかいくち)

いくらでも叩くでかい口

(むくちじゃくちるめばえずに)

無口じゃ朽ちる芽生えずに

(てきいをもてばことばはぶき)

敵意を持てば言葉は武器

(ｍｉｃいっぽんはんぱはむり)

Mic一本半端は無理

(ｙｏｕａｒｅｓａｖｅｒｓｏｍｅｄａｙ)

You are Saver Someday

(まるでかごのなかにいきる)

まるで籠の中に生きる

(いぎもいみもわすれ)

意義も意味も忘れ

(かくれながらはねるだけの)

隠れながら跳ねるだけの

(とりみたいなけいなｌｉｆｅきれいなｍｉｃにぎりしめて)

鳥みたいな軽なLife綺麗なMic握りしめて

(ｎｏｓｕｒｖｉｖｅｉｍｌｉｋｅａｋａｉｓｅｒ)

No Survive I'm like a KAISER

(あらさがしにひっしこいたれっとうかんのかたまり)

粗探しに必死こいた劣等感の塊

(みたいなやつにかぎりゆびをさしてわらう)

みたいな人に限り指を差して笑う

(なにをめざしてますか)

何を目指してますか？

(めざすわらわせんなおれはおれだちがいますか)

目指す?笑わせんな俺は俺だ。違いますか?

(さとにかえりつめをきってくびあらってまっとけ)

郷に帰り爪を切って首洗って待っとけ

(ｌｏｓｅｒはうんめいにじんせいたくし)

Loserは運命に人生託し

(いいわけしてはすてるせんたくし)

言い訳しては捨てる選択肢

(ひくつなりくつならべるごたく)

卑屈な理屈並べる御託

(なにがやりてぇわからずにもがく)

何がやりてぇ？わからずに踠く

(そろそろじだいがもとめるへんかく)

そろそろ時代が求める変革

(ひみつりでつくるみごとなけいかく)

秘密裏で作る見事な計画

(きづいたときにはおそいほら)

気付いた時には遅いほら

(てもあしもでずおじぎわたすおうざ)

手も足も出ずお辞儀渡す王座