友達から聞いた話。0

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投稿者投稿者プレイ回数1238
難易度(4.4) 1131打 長文タグ 小説 シリーズ
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(「きみは、きょうからほんのすうじつだけぼくというもうそうとともにくらすことになったよ。)

「君は、今日からほんの数日だけ僕という妄想と共に暮らすことになったよ。

(めのまえにとつじょとしてあらわれたぼくにそうとうこんわくしているところだろう。)

目の前に突如として現れた僕に相当困惑しているところだろう。

(けれどだいじょうぶ。きみはそのうちなれる。なぜなら、ぼくはきみのもうそうだから。)

けれど大丈夫。君はそのうち慣れる。何故なら、僕は君の妄想だから。

(きみのこころのおくそこがかってにうけいれるだろうさ。」)

君の心の奥底が勝手に受け入れるだろうさ。」

(とつぜんあらわれ、ぺちゃくちゃとじこしょうかい&わたしのしんじょうのせつめいをしたそいつは、)

突然現れ、ぺちゃくちゃと自己紹介&私の心情の説明をしたそいつは、

(なんだかどこかでみたことのあるきがする、なつかしいかおをしていた。)

なんだかどこかで見た事のある気がする、懐かしい顔をしていた。

(「あ、そうそう。ぼくはすうじつごにきえて、きみのきおくからもきえる。)

「あ、そうそう。僕は数日後に消えて、君の記憶からも消える。

(ぼくはきみのもうそうにすぎないからね。きょくどのすとれすによってうまれたんだ。」)

僕は君の妄想に過ぎないからね。極度のストレスによって生まれたんだ。」

(「よくわからないが、よろしくたのむ。」)

「よくわからないが、よろしく頼む。」

(とりあえずゆうこうてきなしせいをしめしてみた。)

とりあえず友好的な姿勢を示してみた。

(「うん。じゃ、よろしく。もうこころがうけいれたみたいだね。」)

「うん。じゃ、よろしく。もう心が受け入れたみたいだね。」

(こいつのうさんくささははんぱないし、いうとおりなのもごうはらだがれいせつはだいじにしよう。)

コイツの胡散臭さは半端ないし、言う通りなのも業腹だが礼節は大事にしよう。

(「あー、おなまえは?」)

「あー、お名前は?」

(いちおうなまえをきいてみる。)

一応名前を聞いてみる。

(「あぁ、てきとうに「めがみ」とでもよんでよ。ま、きほんてきには「おまえ」だけどね。」)

「あぁ、適当に『女神』とでも呼んでよ。ま、基本的には「お前」だけどね。」

(「「おまえ」ってどういうことだ?」)

「『お前』ってどういうことだ?」

(「あぁ、きみがぼくになれたら、ぼくをそうよぶようになる。」)

「あぁ、君が僕に慣れたら、僕をそう呼ぶようになる。」

(「はぁ。なるほど。」)

「はぁ。なるほど。」

(みらいのじぶんのはなしだろうか。れいせつはだいじにしようぜ、みらいのじぶん。)

未来の自分の話だろうか。礼節は大事にしようぜ、未来の自分。

(「そしてきょうから、きみはぼくとともだちだ。)

「そして今日から、君は僕と友達だ。

など

(すうにちかんだけのかんけいだけど、よろしく。」)

数日間だけの関係だけど、よろしく。」

(「あっ、はい。」)

「あっ、はい。」

(そうしてわれわれの、きみょうなすうじつかんがはじまるのだった。)

そうして我々の、奇妙な数日間が始まるのだった。

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