grace　藤井風

(こえをからしてさけぶことばもなくて)

声を枯らして 叫ぶ言葉もなくて

(わたしはただみをひいたあのかげから)

私はただ身を引いた あの陰から

(いきをきらしてかわすことばもなくて)

息を切らして 交わす言葉もなくて

(わたしはただほほえんだしずかにめをとじた)

私はただ微笑んだ 静かに目を閉じた

(たすけてかみさまわたしのなかにいるなら)

助けて神様 私の中にいるなら

(にどとこのばしょをはなれないで)

二度とこの場所を 離れないで

(だけどさるのはいつもわたしだった)

だけど去るのはいつも私だった

(あなたはいつもそばにいてくれた)

あなたはいつも側にいてくれた

(ただいまあさひおかえりゆうひ)

ただいま朝日 おかえり夕日

(やっとともにまわりはじめる)

やっと共に 廻り始める

(あたしにあえてよかったやっとじゆうになった)

あたしに会えて良かった やっと自由になった

(なみだもかがやきはじめた)

涙も輝き始めた

(あしたになればさよならああはかないせかいだ)

明日になればさよなら ああ儚い世界だ

(なにがあろうともすべてあなたのｇｒａｃｅ)

何があろうとも すべてあなたのgrace

(いきもできずにおびえたひびははるか)

息もできずに 怯えた日々は遥か

(かなたのそらへとばしたいまやむてき)

彼方の空へ飛ばした 今や無敵

(あなたはわたしわたしはあなた)

あなたはわたし わたしはあなた

(みんなおなじときづいたときから)

みんな同じと気付いた時から

(ぼくらはみなひとしくひかってる)

僕らは みな等しく光ってる

(なにができるかなあいにしたがうのならば)

何ができるかな 愛に従うのならば

(できないことなどなにもないさ)

出来ないことなど 何もないさ

(そとのせかいにずっとさがしてた)

外の世界にずっと探してた

(しんじつはいつもこのむねのなか)

真実はいつもこの胸の中

(またせてごめんいつもありがと)

待たせてごめん いつもありがと

(あいにいくよひとつになろう)

会いにいくよ 一つになろう

(あたしにあえてよかったやっとじゆうになった)

あたしに会えて良かった やっと自由になった

(なみだもかがやきはじめた)

涙も輝き始めた

(あしたになればさよならああはかないせかいだ)

明日になればさよなら ああ儚い世界だ

(なにがあろうともすべてあなたのｇｒａｃｅ)

何があろうとも すべてあなたのgrace

(なにがあろうともすべてあたしのｇｒａｃｅ)

何があろうとも すべてあたしのgrace