FR / アサキ

(ふあんばかりがさきばしってかってにかけぬけていくかんじょうが)

不安ばかりが先走って 勝手に駆け抜けていく感情が

(もういくあてをふさいでしまってていたいしたまま)

もう行くあてを塞いでしまって停滞したまま

(たしかにきいたまいなすめーたーぜろをもとっくにふりきった)

確かに聞いた マイナスメーター ゼロをもとっくに振り切った

(ささってぬけないことばごとあたらしいいろにそめようとしていた)

刺さって抜けない言葉ごと新しい色に染めようとしていた

(なんどぬりなおしてもうすまらないくろをかくすように)

何度塗り直しても薄まらない黒を隠すように

(ふかいきりのなかにおちてあたらしいしろでおおった)

深い霧の中に堕ちて新しい白で覆った

(みせかけだけがかがやいてみえてまもるべきものすらもわすれて)

見せかけだけが輝いて見えて 守るべき物すらも忘れて

(きずをいやすはずのときさえもとまどうよ)

傷を癒やすはずの時さえも戸惑うよ

(いまをきざんでくこのせかいで)

今を刻んでく この世界で

(のこされたじかんをおしみすぎてたんだよ)

残された時間を 惜しみ過ぎてたんだよ

(にじをきざんでくくろいてのひら)

虹を刻んでく 黒い掌

(ばらばらにくずしてきみのめをふさいだんだ)

バラバラに崩して 君の目を塞いだんだ

(ものくろでかたまってしまってみうごきすらとれない)

モノクロで固まってしまって 身動きすらとれない

(しんじゅくかいさつをぬけまちぼうけすれちがうひとはみんな)

新宿改札を抜け 待ちぼうけ すれ違う人は皆

(これがせいぎだこれがりそうだみにまとうこーとふりまわして)

これが正義だ これが理想だ 身に纏うコート振り回して

(とびちったちりのやまをじゆうのていぎとよんでいた)

飛び散った塵の山を自由の定義と呼んでいた

(まちがいなどないのがこせいだみんなでなかよくてをとって)

間違いなど無いのが個性だ 皆で仲良く手を取って

(むりだとおもうしきょうみもないしいろがないあたしどうすればいい)

無理だと思うし興味も無いし 色がないあたしどうすればいい

(だめもとのれすきゅーさいんもしかたないとながされるように)

ダメ元のレスキューサインも 仕方ないと流されるように

(みとめてうけいれるだけだからきょうもどこかでせんそうなんだ)

認めて受け入れるだけだから 今日もどこかで戦争なんだ

(いまをきざんでくこのせかいで)

今を刻んでく この世界で

(のこされたじかんをおしみすぎてたんだよ)

残された時間を 惜しみ過ぎてたんだよ

(にじをきざんでくくろいてのひら)

虹を刻んでく 黒い掌

(ばらばらにくずしてきみのめをふさいだんだ)

バラバラに崩して 君の目を塞いだんだ

(だましあっていきることがふつうなんてふがいないな)

騙しあって生きることが 普通なんて不甲斐ないな

(とめどなくあふれだすいみもぜんぶじょうかして)

止めどなく溢れ出す 意味も全部浄化して

(つくりかえたふりのるーる)

作り変えたふりのルール

(いまをきざんでくこのせかいで)

今を刻んでく この世界で

(のこされたじかんをおしみすぎてたんだよ)

残された時間を 惜しみ過ぎてたんだよ

(にじをきざんでくくろいてのひら)

虹を刻んでく 黒い掌

(ばらばらにくずしてきみのめをふさいだんだ)

バラバラに崩して 君の目を塞いだんだ