インドラ

(ときはきたか)

（時は来たか）

(まだだせくな)

まだだ　急くな

(ひがのぼるぞ)

（陽が昇るぞ）

(まだだせくな)

まだだ　急くな

(それよりあたたかなものをいれとけ)

それより温かなものを入れとけ

(ときはきたか)

（時は来たか）

(ゆけつるぎをぬき)

ゆけ　剣を抜き

(だれもがみんないきてたいんだ)

誰もがみんな　生きてたいんだ

(だからこそくじけて)

だからこそ挫けて

(だからこそかおあげ)

だからこそ顔上げ

(いつかかぜをおってとおくへ)

いつか風を　追って遠くへ

(だれもがたいせつなたからものさがしに)

誰もが大切な　宝物探しに

(かならずはたすからきみからゆびきって)

必ず果たすから　きみから指切って

(ひとみにうつるはいかりのいかずち)

瞳に映るは　怒りの雷

(せなかをおすのはあすへのてがかり)

背中を押すのは　明日への手がかり

(てをかえしなかえじゅうおうむじん)

手を替え品替え縦横無尽

(ときにはからぶりｄｏｎ’ｔｂｅａｆｒａｉｄ)

時には空振り　Don't be afraid

(てだまにとられてうおうさおう)

手玉に取られて右往左往

(にげまどえ)

逃げ惑え

(おにをみたか)

（鬼を見たか）

(まだだせくな)

まだだ急くな

(おにがくるぞ)

（鬼が来るぞ）

(まだだせくな)

まだだ急くな

(それよりみやげものをよういしとけ)

それより土産物を用意しとけ

(おにをみたか)

（鬼を見たか）

(ゆけばんぜんをきし)

行け　万全を期し

(うちゅうのはてそのすみっこで)

宇宙の果て　その隅っこで

(ありんこもがんばりきょぞうにたちむかう)

ありんこも頑張り　巨像に立ち向かう

(やけにすんだあおいそらに)

やけに澄んだ　青い空に

(あかいあめをおとすえのぐでぬるように)

赤い雨を落とす　絵の具で塗るように

(たすきがけすがたでしゃかりきはりきって)

たすき掛け姿で　しゃかりき張り切って

(ねっとりつくのはだれかのたいえき)

ねっとり付くのは　誰かの体液

(しんだらおしまいしまでのびょうよみ)

死んだらお仕舞い　死までの秒読み

(てをかえしなかえけずられ)

手を替え品替え　削られ

(あわてふためいてりくかいくう)

慌てふためいて　陸海空

(これはくものいとひとりよう)

これは蜘蛛の糸　ひとり用

(おちろ)

落ちろ

(てをかえしなかえじゅうおうむじん)

手を替え品替え　縦横無尽

(ときにはかくれろぼうくうごう)

時には隠れろ　防空壕

(あちらはきままにかっさいじざい)

あちらは気ままに　活殺自在

(いじみせろ)

意地見せろ