すずめの涙

(みらいいろしたせかいにかこいろまみれの)

未来色した世界に　過去色まみれの

(わたしがただよっているのあなたはみつけたの)

私が漂っているの　あなたは見つけたの

(きょうのつづきはあしたとどなたがきめたの)

今日の続きは明日と　どなたが決めたの？

(まえならえできないわたしをひびはすどおりなの)

前ならえできない私を　日々は素通りなの

(ふしぎだねおもいでとしゃしんは)

不思議だね　想い出と写真は

(とおいかこなのに)

遠い過去なのに

(いちばんあたらしくひかるのはなぜ)

一番新しく光るのはなぜ

(つよくなりたいとねがえばねがうほど)

強くなりたいと　願えば願うほど

(なぜだろうそのめはわたしをよわくさせる)

なぜだろうその眼は　私を弱くさせる

(ないてなんかないよなくわけがないでしょ)

泣いてなんかないよ　泣くわけがないでしょ

(あなたがみてるのはすずめのなみだ)

あなたが見てるのは　すずめの涙

(かみさまもしらないすずめのなみだ)

神様も知らない　すずめの涙

(あのひとのところへはやくいきたいとねがえど)

あの人のところへ早く　行きたいと願えど

(このりょうのあしでいけるとこではないようなのです)

この両の脚で行けるとこ　ではないようなのです

(かこいろまみれのわたしのみらいをあなたは)

過去色まみれの私の　未来をあなたは

(いっしょにさがしてみようよそういってくれたの)

「一緒に探してみようよ」　そう言ってくれたの

(わすれたくないものばかりだきしめ)

忘れたくない　ものばかり抱きしめ

(つぎのみらいうけとるすきまはどこにあるの)

次の未来受け取る隙間はどこにあるの？

(つよくなりたいとおもえるのはきみの)

強くなりたいと　思えるのは君の

(なくかおにむねがたえられないから)

泣く顔に胸が　耐えられないから

(どうでもよくないよこのぼくにとっては)

どうでもよくないよ　この僕にとっては

(うみよりもおおきなすずめのなみだ)

海よりも大きな　すずめの涙

(うみにいってきおちればいろがかわってく)

海に一滴落ちれば色が変わってく

(つよくなりたいとねがえばねがうほど)

強くなりたいと　願えば願うほど

(なぜだろうそのめはわたしをよわくさせる)

なぜだろうその眼は　私を弱くさせる

(ないてなんかないよなくわけがないでしょ)

泣いてなんかないよ　泣くわけがないでしょ

(あなたがみてるのはすずめのなみだ)

あなたが見てるのは　すずめの涙

(かみさまもしらないすずめのなみだ)

神様も知らない　すずめの涙

(きづかぬわけないよそんなのむりだよ)

気づかぬわけないよ　そんなの無理だよ

(ぼくにはそれしかめにはいらないほど)

僕にはそれしか　眼に入らないほど

(おおきなけっしょうすずめのなみだ)

大きな結晶　すずめの涙