フロリジナル

(みどりがふかいこのもりをぬけそのさきのまちへいこう)

緑が深いこの森を抜けその先の町へ行こう

(けがはけっこうしてしまっているけど)

ケガは結構してしまっているけど

(ゆずれないものはたくさんあるからひきかえせやしない)

譲れないものはたくさんあるから引き返せやしない

(ひとりがこわいのはみんないっしょ)

ひとりがこわいのはみんな一緒

(どっからかかおるすくいのきょうつうこうをさがしてみるの)

どっからか香る救いの共通項を探してみるの

(だれかのためにあしたがくるならそいつがきらい)

誰かの為に明日が来るならそいつが嫌い

(ひろいせかいだしわたしのこのなやみはちっぽけだとしんじてる)

広い世界だし私のこの悩みはちっぽけだと信じてる

(「あいしてる」なんかもういらないよいまだけただだきしめてほしい)

「愛してる」なんかもう要らないよ今だけただ抱きしめて欲しい

(わたしはかぐかんぺきなおもいはこのよにないとあなたをかぐ)

私は嗅ぐ完璧な思いはこの世に無いと貴方を嗅ぐ

(たいせつなひとにたいせつにされたいだれかに「ここにいていいよ」って)

大切な人に大切にされたい誰かに「ここに居ていいよ」って

(じかんじゃないじげんへいきたい)

時間じゃない次元へ行きたい

(おわれるがわになれないぼくらはほしがりすぎてる)

追われる側になれない僕らは欲しがりすぎてる

(ずっとこどくでもいつのひかいままでのぜんぶむくわれるとよいんだけど)

ずっとコドクでもいつの日か今までの全部報われると良いんだけど

(あたまではわかってるさみしさのしょうたい)

頭ではわかってる寂しさの正体

(でもきょうもまたしんじてる)

でも今日もまた信じてる

(「あいしてる？」なんてもうきかないよ)

「愛してる？」なんてもう聞かないよ

(どうせいなくなるならふれないで)

どうせ居なくなるなら触れないで

(わたしはかぐただだんぺんに。おもいでをうつくしくしていたいからそらをかぐ)

私は嗅ぐただ断片に。思い出を美しくしていたいから空を嗅ぐ

(めでみてみないとぼうけんしないとわくわくがくさるからそとへでたい)

目で見てみないと冒険しないとワクワクが腐るから外へ出たい

(そうだいなけしきをそうぞうしてるきょうも)

壮大な景色を想像してる今日も

(きえちゃいたいよるもわたしのどうかせん)

消えちゃいたい夜も私の導火線

(「あいしてる」ならもうきかないよこのさきもずっとだきしめていてほしい)

「愛してる」ならもう聞かないよこの先もずっと抱きしめていて欲しい

(わたしはいくまたかんじたほうへただただしんじてそばにいてほしかった)

私は往くまた感じた方へただただ信じてそばに居て欲しかった

(「あぁいきてる」なんてそうおもえやしないよいまだけかおりにくるまって)

「あぁ　生きてる」なんてそう思えやしないよ今だけ香りに包まって

(わたしはしるかんぺきなおもいはこのよにないとわたしをかぐ)

私は知る完璧な思いはこの世に無いと私を嗅ぐ

(ひとりじゃないとわたしをかぐ)

独りじゃないと私を嗅ぐ