【東方】盲目の笑顔/凋叶棕
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歌詞(問題文)
(どうか、もうわたしをひとりにしてください。)
どうか、もう私を独りにしてください。
(もうなにもわたしにはわからないのですから。)
もう何も私にはわからないのですから。
(どうか、もうわたしをほうっておいてください。)
どうか、もう私を放っておいてください。
(もうなにもわたしにはきこえないのですから。)
もう何も私には聞こえないのですから。
(こころのひとみがとざされてしまったとき、)
心の瞳が閉ざされてしまったとき、
(あのこがとてもとおくにみえてしまいました。)
あの子がとても遠くに見えてしまいました。
(こんなよわいものにすがるしかない、)
こんな声に縋るしかない、
(じぶんがほんとうにくやしくてなりませんでした。)
自分が本当に悔しくてなりませんでした。
(それでも、わずかないしでもかんじられることだけが、)
それでも、わずかな意思でも感じられることだけが、
(わずかなすくいだったのに。)
わずかな救いだったのに。
(ああ、それさえももう、きこえない。)
ああ、それさえももう、聞こえない。
(ぜつぼうにみちたなりやまぬこえ)
絶望に満ちた鳴り止まぬ絶叫
(そのあるじはほかならぬわたしだったときづくことさえ)
その主は他ならぬ私だったと 気付くことさえ
(ただみみをふさぎただめをおおい)
ただ耳を塞ぎただ眼を覆い
(たちつくすわたしにはとうていできぬことでした)
立ち尽くす私には到底出来ぬことでした
(おびるひげきのいろこく)
帯びる悲劇の色濃く
(そのすがたはただちからなく)
その姿はただ力なく
(よびかけるこえひびく)
呼びかける声響く
(はるか、とおく)
遙か、遠く
(いうなればひとつの)
いうなればひとつの
(あいのこたえたるかたすとろふ)
愛の結論たる破局
(さけがたきふぃなーれをむかえただけ)
避け難き終焉を迎えただけ
(あのこなりのあいなのでしょう)
あの子なりのアイなのでしょう
(あのこのすべてをとしたあいのかたちだったのでしょう)
あの子の全てを賭したアイの形だったのでしょう
(とめどなくながれるなみだ)
止め処なく流れる涙
(いつかかれはてのこったのは)
いつか枯れ果て遺ったのは
(のうりにひびくさけびごえ)
脳裏に響く叫び声
(いまわしきひとみがうつしだすむいしきのりふれいん)
忌まわしき瞳が映し出す愛の想起
(もうだれのこえもききたくないと)
もう誰の声も聞きたくないと
(すべてからめをそむけたわたしがそうしててにいれたものは)
全てから眼を背けた私がそうして手に入れたものは
(ぜつぼうさえわすれるほどの)
絶望さえ忘れるほどの
(いっそ、しあわせをかんじるほどのせいじゃくでした。)
―いっそ、幸せを感じるほどの静寂でした。
(わらっていてと。)
笑っていてと。
(しあわせでいてと。)
幸せでいてと。
(あのこがそうのぞんだのだから、わたしはこたえたいのです。)
あの子がそう望んだのだから、私は応えたいのです。
(そう、みなさま。)
そう、皆様。
(わたしはしあわせです。)
私は幸せです。
(ひとりきりでも、わたしはとわにえがおでいつづけます。)
独りきりでも、私は永久に笑顔で居続けます。