カイトのタイピング

(ちいさなころにみたたかくとんでいくかいと)

小さな頃に見た　高く飛んでいくカイト

(はなさないようぎゅーとつよくにぎりしめていたいと)

離さないよう　ぎゅーと強く　握りしめていた糸

(あこがれたみらいはいちばんぼしのがわに)

憧れた未来は　一番星の側に

(そこからなにがみえるのかずっとしりたかった)

そこから何が見えるのか　ずっと知りたかった

(はははいったなかないでと)

母は言った泣かないでと

(ちちはいったにげていいと)

父は言った　逃げていいと

(そのたびにやまないゆめと)

その度にやまない夢と

(そらのあおさをしっていく)

空の青さを知っていく

(かぜがふけばうたがながれる)

風が吹けば　歌が流れる

(くちずさもうかなたへむけて)

口ずさもう　彼方へ向けて

(きみのゆめよかなえとねがう)

君の夢よ　かなえと願う

(あふれだすらるらりら)

溢れ出す　ラル　ラリ　ラ

(ちいさなころにみたおおきなはねのかいと)

小さな頃に見た　大きな羽のカイト

(おもいでよりとてもふるくちいさなすがたでいた)

思い出よりとても古く　小さな姿でいた

(あこがれたみらいはいつものみぎぽけっとに)

憧れた未来は　いつもの右ポケットに

(だれもしらないものかたりをひそかにしのばせて)

誰も知らないもの語りを　密かに忍ばせて

(ともはいったわすれないと)

友は言った　忘れないと

(あなたはいったあいしてると)

あなたは言った愛してると

(ささいなきずにやどるもの)

些細な傷に宿るもの

(きこえてくるどこからか)

聞こえてくる　どこからか

(かぜがふけばうたがながれる)

風が吹けば　歌が流れる

(くちずさもうかなたへむけて)

口ずさもう　彼方へ向けて

(きみのゆめよかなえとねがう)

君の夢よ　かなえと願う

(あふれだすらるらりら)

溢れ出す　ラルラリラ

(あらしのなかをかきわけてゆくちいさなかいとよ)

嵐の中をかき分けてゆく小さなカイトよ

(かなしみをこえてどこまでもいこう)

悲しみを超えてどこまでも行こう

(そしてかえろう)

そして帰ろう

(そのいとのつながったさきまで)

その糸の繋がった先まで

(かぜがふけばうたがながれる)

風が吹けば　歌が流れる

(くちずさもうかなたへむけて)

口ずさもう　彼方へ向けて

(きみのゆめよかなえとねがう)

君の夢よ　かなえと願う

(あふれだすらるらりら)

溢れ出す　ラルラリラ

(らるらりら)

ラルラリラ

(らるらりら)

ラルラリラ