四つ目はここじゃない!

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投稿者投稿者夏の「人」プレイ回数615
難易度(4.4) 1020打 長文 長文モードのみタグ 簡単 長文 小説
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問題文

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(わたしはうまれつき、じぶんとかせかいが、ぶたにくやとりにく、ぎゅうにくなんかのにくかいにみえる。)

私は生まれつき、自分とか世界が、豚肉や鶏肉、牛肉なんかの肉塊に見える。

(かぞく(にくかい)はしっていたけど、りかいはしてくれなかった。)

家族(肉塊)は知っていたけど、理解はしてくれなかった。

(だから、このへやにとじこめられている。)

だから、この部屋に閉じ込められている。

(どあはひらかないようにそとからかぎをかけられているけど、まどはつかえる。)

ドアは開かないように外から鍵をかけられているけど、窓は使える。

(きっと、はやくしんでほしいんだとおもう。)

きっと、早く死んでほしいんだと思う。

(ところで、わたしにはひみつがあった。)

ところで、私には秘密があった。

(それはかぞくもしらない。)

それは家族も知らない。

(それがなにかというと、「にくかいにものがたりをつけている」こと。)

それが何かというと、「肉塊に物語を付けている」事。

(にくかいがうまれたりゆうはわからないけど、)

「肉塊が生まれた理由はわからないけど、

(いつのまにかちきゅうはにくかいにしはいされてしまった・・・。)

いつの間にか地球は肉塊に支配されてしまった…。

(それで、にくかいからうまれたしょうじょがにくひこうきのことばにそそのかされて、)

それで、肉塊から生まれた少女が肉飛行機の言葉にそそのかされて、

(とうしんしちゃう・・・。」っていうはなし。)

投身しちゃう…。」って言う話。

(ものがたりのなかのしょうじょは、わたしときゃらをかぶせてあるし、げんじつとにせてものがたりをつくってる。)

物語の中の少女は、私とキャラを被せてあるし、現実と似せて物語を作ってる。

(しょうじょがとうしんするちょくぜんにみた、おちていったにくかいは、)

少女が投身する直前に見た、落ちて行った肉塊は、

(ほんとうにとうしんしてしまっためのまえのまんしょんのひと。)

本当に投身してしまった目の前のマンションの人。

(いちばんさいしょにとどいたにくひこうきがいっていたことは、わたしにもわからない。)

一番最初に届いた肉飛行機が言っていたことは、私にもわからない。

(でも、げんじつにそわせていることがだいじ。)

でも、現実に沿わせていることが大事。

(わたしもそろそろ、そらをとぶにくかいにならなきゃいけない。)

私もそろそろ、空を飛ぶ肉塊にならなきゃいけない。

(”しょうじょ”がとうしんしたなら、わたしもしなくては。)

”少女”が投身したなら、私もしなくては。

(にゅーすにでもなってほしい。じゃ、さようならにくかいたち。)

ニュースにでもなって欲しい。じゃ、さようなら肉塊たち。

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