少年の果て

(にしきのみはたをかかげよう　ぼくらはぼんくら)

錦の御旗を掲げよう　僕らはボンクラ

(やみをしればこそひかりをしれるｄｏｎ’ｔｃｒｙ)

闇を知ればこそ光を知れる don't cry

(ぜんぶそろっていたとしてもきぼうなんてないのかい)

全部揃っていたとしても希望なんてないのかい

(なにもなくてもきぼうによりそえるか)

何もなくても希望に寄り添えるか

(はなやかなりしじだいのかげは)

華やかなりし時代の陰は

(いまやはなやかささえもかげをひそめまじわる)

今や華やかささえも影をひそめ交わる

(たまにはそらをとんでちがうせかいのあおをみたい)

たまには空を飛んで違う世界の青を見たい

(ためらわずそまるしきさいにあこがれた)

ためらわず染まる色彩に憧れた

(しょうねんのようにたかくみおろしていたい)

少年のように高く見下ろしていたい

(ぼくをにらむぼくがここにいる)

僕を睨む僕がここにいる

(りそうをうしなわないままでどこまでいけるか)

理想を失わないままでどこまで行けるか

(げんじつによりそいたいふりしたｄｒｙ)

現実に寄り添いたいフリしたdry

(ひとはにがさをしってこそあまさをあじわえるのさ)

人は苦さを知ってこそ甘さを味わえるのさ

(たとえきみがなにかをうしなったとしても)

例え君が何かを失ったとしても

(むせびたつあすふぁるとじょうはつするにおいは)

むせび立つアスファルト蒸発する匂いは

(つゆあけのごううまなつまえのきざし)

梅雨明けの豪雨真夏前の兆し

(まだしらぬよあけまえ)

まだ知らぬ夜明け前

(そのさきにひそむちへいのはては)

その先に潜む地平の果ては

(めにおえずゆめうつつかまぼろしか)

目に終えず　夢現か幻か

(みはてぬそらはいまもおもうよりもちかいのに)

見果てぬ空は今も思うよりも近いのに

(みあげたらとどいてしまうげんそうはとおくて)

見上げたら届いてしまう幻想は遠くて

(しょうねんのようにたかくみおろしていたい)

少年のように高く見下ろしていたい

(もどれないなんてつよがりさ)

戻れないなんて強がりさ

(しょうねんはあのひただおわりをつげたんだろう)

少年はあの日ただ終わりを告げたんだろう

(あなたをのせるはずのせなかのつばさは)

あなたを乗せるはずの背中の翼は…

(たまにはそらをとんでちがうせかいのあおをみたい)

たまには空を飛んで違う世界の青を見たい

(ためらわずそまるしきさいにあこがれた)

ためらわず染まる色彩に憧れた

(しょうねんのようにたかくみおろしていたい)

少年のように高く見下ろしていたい

(もどれないなんてつよがりさ)

戻れないなんて強がりさ

(ぼくをにらむぼくがここにいる)

僕を睨む僕がここにいる