「しんちゃん、前」(概要欄に解説あり)〜第3弾〜
「しんちゃん」を「しんじ」にすると、「しんじ、前!」になって「○んじまえ!」になります。
問題文
(ぼくのなまえは、しんじ。)
僕の名前は、しんじ。
(しんちゃんってよばれている。)
しんちゃんって呼ばれている。
(さいきん、おとうとがうざい。)
最近、弟がウザイ。
(こないだもじぶんがらじおをこわしたくせにぼくのせいにしておかあさんにいいつけた。)
こないだも自分がラジオを壊したくせに僕のせいにしてお母さんに言いつけた。
(そして、ぼくがおこられているのをかげからみてわらっている。)
そして、僕が怒られているのを影から見て笑っている。
(ぼくはおとうとがにくくてにくくてたまらなかった。)
僕は弟がにくくてにくくてたまらなかった。
(あるひ、かぞくとかわにばーべきゅーをしていたらおとうとがいなくなった。)
ある日、家族と川にバーベキューをしていたら弟がいなくなった。
(あれは・・・?ふとかわのほうをみてみるとおとうとがおぼれていた。)
あれは・・・?ふと川の方を見てみると弟がおぼれていた。
(いいきみだ、ほうっておこう。)
いいきみだ、ほうっておこう。
(そしてじゅっぷんご、おとうとが4んだ。)
そして十分後、弟が4んだ。
(おかあさんに「しんちゃん、なんでたすけなかったの?」)
お母さんに「しんちゃん、なんで助けなかったの?」
(ときかれてぼくは「たすけたかったけど、ぼくおよげないから・・・」)
と聞かれて僕は「助けたかったけど、僕泳げないから・・・」
(といった。)
と言った。
(まぁ、およげなかったのはじじつだけどあんなやつ)
まぁ、泳げなかったのは事実だけどあんなやつ
(もともとたすけるきもなかったしいなくなってせーせーしたよ。)
もともと助ける気もなかったしいなくなってせーせーしたよ。
(でもそのよくじつから4んだはずのおとうとのこえがきこえるようになった。)
でもその翌日から4んだはずの弟の声が聞こえるようになった。
(「しんちゃん、まえ・・・」)
「しんちゃん、前・・・」
(つかれてたんだとおもう。)
疲れてたんだと思う。
(おとうとのこえはひにひにおおきくなっていった。)
弟の声は日に日に大きくなっていった。
(「しんちゃんまえ・・・」)
「しんちゃん前・・・」
(そんなあるひ、ぼくはいそいではしっていった。)
そんなある日、僕は急いで走っていった。
(そしてどうろをわたろうとしたそのとき「しんちゃん、まえ!」)
そして道路を渡ろうとしたその時「しんちゃん、前!」
(とおとうとのおおきなこえがした。)
と弟の大きな声がした。
(ぼくは、びっくりしてたちどまると、めのまえをおおきなとらっくがよこぎった。)
僕は、びっくりして立ち止まると、目の前を大きなトラックが横切った。
(あのままあるいていたらぼくは・・・)
あのまま歩いていたら僕は・・・
(もしかしたら、おとうとはぼくはまもってくれようとしたのかな。)
もしかしたら、弟は僕は守ってくれようとしたのかな。
(そんなことをかんがえているとまた、おとうとのこえがした。)
そんなことを考えているとまた、弟の声がした。
(「あともうすこしだったのになぁ。」)
「あともう少しだったのになぁ。」