正義はどこに

(でもほうとせいぎはまったくべつのものでしょ)

でも法と正義は全く別の物でしょ

(たしかに ですがひょうりいったいともいえます)

確かに ですが表裏一体とも言えます

(そうですか たがいにしばりあっているだけじゃないんですか)

そうですか 互いに縛り合っているだけじゃないんですか

(やがみくんはいろんがあるようですね)

夜神君は異論があるようですね

(こんなぎろんがなんになるのか)

こんな議論がなんになるのか

(せいぎなどむだながいねんだ)

正義など無駄な概念だ

(せいぎはしゃかいのきじゅんだ)

正義は社会の基準だ

(だけどそれはいつもごつごうしゅぎだ)

だけどそれはいつもご都合主義だ

(たとえばせんそうはどうだ)

例えば戦争はどうだ？

(せいぎのはたをかかげあい)

正義の旗を掲げ合い

(たがいにいのちをかけるが)

互いに命を懸けるが

(じつはただのたいりょうさつじんだ)

実はただの大量殺人だ

(ではこのくにでのせいぎとは)

ではこの国での正義とは？

(けんりょくのどうぐだ)

権力の道具だ

(せいぎはいつもちからのある)

正義はいつも力のある

(しどうしゃがきめたきじゅんなのさ)

指導者が決めた基準なのさ

(しんのせいぎをもとめるなら)

真の正義を求めるなら

(ただしきしどうしゃをみつけださなけりゃ)

正しき指導者を見つけ出さなけりゃ

(それこそまじでふかのうだろ)

それこそマジで不可能だろ

(ひとはせいぎをまもるため)

人は正義を守るため

(ほうりつできせいしてきた)

法律で規制してきた

(ほうなどぬけあなばかりで)

法など抜け穴ばかりで

(あくはのばなししゅうちのじじつだ)

悪は野放し　周知の事実だ

(じぶんのせいぎをさがせばいい)

自分の正義を探せばいい

(それにどんないみがある)

それにどんな意味がある

(めだたぬようにくうきのように)

目立たぬように　空気の様に

(ながれにまかせていきてるんだ)

流れに任せて生きてるんだ

(じぶんのせいぎしゅちょうすれば)

自分の正義　主張すれば

(わらわれ)

笑われ

(むしされるだけ)

無視されるだけ

(そう)

そう

(えいえんに)

永遠に

(それがぼくらのせいぎなのさ)

それが僕らの正義なのさ

(ほんとうのせいぎは)

本当の正義は

(どこにある)

どこにある

(せいぎは)

正義は

(どこにある)

どこにある

(せいぎは)

正義は

(せいぎとははかなすぎるゆめのようだ)

正義とは儚すぎる夢のようだ

(かねもうけはせいぎなのか)

金儲けは正義なのか？

(しょうじきすぎるのはどうか)

正直すぎるのはどうか？

(ばかしょうじきは)

馬鹿正直は？

(うらみはらすのはせいぎか)

恨み晴らすのは正義か？

(せかいへいわをねがえばいいのか)

世界平和を願えば良いのか？

(せかいへいわを)

世界平和を

(あふれかえるたいくつのなかで)

溢れかえる退屈の中で

(せいぎはとおすぎる)

正義は遠すぎる

(とおすぎる)

遠すぎる

(ひろいしやでせかいをみろ)

広い視野で世界を見ろ

(じぶんのせいぎをさがしながら)

自分の正義を探しながら

(このこころをみたすなにかを)

この心を満たす何かを

(きっとせいぎとよぶのだ)

きっと正義と呼ぶのだ

(それがこたえだ)

それが答えだ！

(ぼくのせいぎは)

僕の正義は

(せいぎはどこだ)

正義はどこだ？

(せいぎはどこだ)

正義はどこだ？

(せいぎはどこだ)

正義はどこだ？

(せいぎはどこだ)

正義はどこだ！？