そらに、ひらり／浦島坂田船

(そらにひらひらとまいあがるはなびらは)

空に ひらひらと 舞い上がる花びらは

(きみのほおによくにたいろ)

君の頬に よく似た色

(きゅうくつなせいふくでせまいきょうしつで)

窮屈な制服で 狭い 教室で

(きょうかしょにないことばかりを)

教科書に無いことばかりを

(たださがしていたきがするよ)

ただ探していた気がするよ

(とりたててどらまもない)

取り立てて ドラマも無い

(はでなぼうけんもない)

派手な冒険も無い

(たいくつにおもえたひびほど)

退屈に思えた日々ほど

(いまはいとしくなる)

今は愛しくなる

(ながれるすぎるきせつをこえ)

流れる 過ぎる 季節を超え

(はなればなれのそのさきで)

はなれ ばなれの その先で

(せたけがのびてしわがふえても)

背丈が伸びて 皺が増えても

(おなじきもちでいれますように)

同じ気持ちでいれますように

(そらにひらひらとまいあがるはなびらは)

空に ひらひらと 舞い上がる花びらは

(きみのほおによくにたうすべににいろづいて)

君の頰によく似た 薄紅に色付いて

(いまはさよならのなみだがこぼれぬように)

今は さよならの 涙が零れぬように

(めいっぱいのえがおをただきみにおくる)

目一杯の 笑顔をただ 君に贈る

(てきとうにたたくぴあのおどけてうたううた)

適当に叩くピアノ おどけて歌う歌

(がくぶちのしょうぞうがなんかよりきみばかりをみてた)

額縁の肖像画なんかより 君ばかりを見てた

(おもいでやがていろあせても)

思い出 やがて 色褪せても

(ちがうじかんをきざんでも)

違う 時間を 刻んでも

(まためぐりあうぼくたちはであう)

また巡り会う 僕たちは出逢う

(やくそくなんかはしなくても)

約束なんかはしなくても

(そらにひらひらとまいあがるはなびらが)

空に ひらひらと 舞い上がる花びらが

(かよいなれたけしきをうすべににそめあげて)

通い慣れた 景色を薄紅に 染め上げて

(ありふれたひびもいつしかほこれるように)

ありふれた日々も いつしか誇れるように

(めいっぱいのえがおをただきみにおくる)

目一杯の 笑顔をただ 君に贈る

(そらにひらひらとまいあがるはなびらは)

空に ひらひらと 舞い上がる花びらは

(きみのほおによくにたうすべににいろづいて)

君の頰によく似た薄紅に 色づいて

(いまはさよならのなみだがこぼれぬように)

今は さよならの 涙が零れぬように

(めいっぱいのえがおをただきみにおくる)

目一杯の 笑顔をただ 君に贈る

(めいっぱいのえがおをただきみにおくる)

目一杯の 笑顔をただ 君に贈る