月光ピクニック／あほの坂田。

(うまれたときからきみはいつもそこにいて)

生まれたときからキミはいつもそこにいて

(ぼくのあるくみちをやさしくてらしてくれる)

僕の歩く道を優しく照らしてくれる

(かなしいできごとでしかいがにじんでしまっても)

悲しい出来事で視界が滲んでしまっても

(だいじょうぶだよとほほえんでくれるきがした)

「大丈夫だよ」とほほ笑んでくれる気がした

(ほそくとがってまるくわらって)

細く尖って 丸く笑って

(こんやはどんなかおをみせてくれるかな)

今夜はどんな顔を見せてくれるかな？

(ほしのないよるにたいせつなものをさがした)

星のない夜に大切なものを探した

(そばにきみがいるからみつけられるんだ)

そばにキミがいるから見つけられるんだ

(うつしだすかげがたよりなくゆれる)

映し出す影が頼りなく揺れる

(こどくなひかりにつつまれたままねむる)

孤独な光に包まれたまま眠る

(どうしていつでもよなかにしかあえないの)

どうしていつでも夜中にしか会えないの？

(たずねてみたけどへんじはきこえてこない)

たずねてみたけど返事はきこえてこない

(きせつはながれてやがてぼくのせものびて)

季節は流れて やがて僕の背も伸びて

(ほんのすこしだけきみにちかづいたけど)

ほんの少しだけキミに近づいたけど

(なんねんたってどこにいたって)

何年たって どこにいたって

(かわることのないそのひかりのしたで)

変わることのないその光の下で

(ほしのないよるにゆめでみたばしょへでかけた)

星のない夜に夢でみた場所へ出かけた

(そばにきみがいるからなにもこわくない)

そばにキミがいるから 何もこわくない

(うつしだすかげがはてしなくのびる)

映し出す影が果てしなく伸びる

(こどくなひかりにつつまれたまますすむ)

孤独な光に包まれたまま進む

(だれかのおもいをはかないねがいを)

誰かの想いを 儚い願いを

(そのみにやどしてまたきょうもよぞらをてらす)

その身に宿して また今日も夜空を照らす

(あさやけそらにたいせつなものをさがした)

朝焼け空に大切なものを探した

(どこにきみがいようとみつけられるんだ)

どこにキミがいようと見つけられるんだ

(まぶしいひかりがせかいじゅうをつつむさよならさよなら)

眩しい光が世界中を包む サヨナラ サヨナラ

(ゆめのなかでまたあおう)

夢の中でまた会おう