般若心経　現代語訳　改

(でも、そんなものはそこにおいていこうよ)

でも、そんなものはそこに置いていこうよ

(みらいのことはだれにもわからないよ)

未来のことは誰にもわからないよ

(むりしてかんがえなくてもいいよ)

無理して考えなくてもいいよ

(みえないことをどうかたのしんで)

見えない事をどうか愉しんで

(それがいきてるじっかんなんだよ)

それが生きてる実感なんだよ

(ただしくいきるのはやっぱりむずかしいかもしれないね)

正しく生きるのはやっぱり難しいかもしれないね

(でも、あかるくいきるのはだれにだってできるんだよ)

でも、明るく生きるのは誰にだって出来るんだよ

(ぼさつとして、いきるほうほうがあるんだよ、くるしんでいきるひつようなんかないんだよ)

菩薩として、生きる方法があるんだよ、苦しんで生きる必要なんかないんだよ

(たのしんでいきるぼさつになって)

愉しんで生きる菩薩になって

(ぜんぜんおそれをしらなくなったらつまらないことになるかもしれないけど)

全然恐れを知らなくなったらつまらない事になるかもしれないけど

(てきどなきょうふだっていきていくのにきっとやくにたつよ)

適度な恐怖だって生きていくのにきっと役に立つよ

(ごかいしないで)

誤解しないで

(ひじょうになれっていってるんじゃないよ)

非情になれって言ってるんじゃないよ

(ゆめやくうそうやじひのこころをわすれないで)

夢や空想や慈悲の心を忘れないで

(それができればねはんはどこにだってあるよ)

それができれば涅槃はどこにだってあるよ

(いきかたはなにもかわらないよ、そう、うけとめかたがかわるだけ)

生き方は何も変わらないよ、そう、受け止め方が変わるだけ

(こころのよゆうをもてばだれでもぶっだになれるよ)

心の余裕を持てば誰でもブッダになれるよ

(どうか、このはんにゃをおぼえてて、みじかいことばだよ)

どうか、この般若を覚えてて、短い言葉だよ

(いみなんてしらなくていいんだよ、きらくにいこうよ)

意味なんて知らなくていいんだよ、気楽にいこうよ

(くるしいことがすこしでもやわらぐのなら、すてきでしょう？)

苦しいことが少しでも和らぐのなら、素敵でしょう？

(うそもでたらめもぜんぶみとめてしまえばくるしみもなくなる、そういうものだよ)

嘘もデタラメも全部認めてしまえば苦しみもなくなる、そういうものだよ

(いままでのまえおきはぜんぶわすれてもいいよ)

今までの前置きは全部忘れてもいいよ

(でも、これだけはおぼえてて)

でも、これだけは覚えてて

(きがむいたらささやいてみて)

気が向いたらささやいてみて

(こころのなかでとなえるだけでもいいよ)

心の中で唱えるだけでもいいよ

(いい？よくきいて？)

いい？よく聴いて？

(となえよ　こころはきえ　たましいはしずまり　すべてはここにあり　すべてをこえたものなり)

唱えよ　心は消え　魂は静まり　全ては此処にあり　全てを越えたものなり

(さとりはそのときかなうだろう　すべてはこのしんごんにじょうじゅする)

悟りはその時叶うだろう　全てはこの真言に成就する

(しんぱいしないで、だいじょうぶだよ)

心配しないで、大丈夫だよ