東京

(てんとうむしみたいなかたちのくるまが)

テントウムシみたいな形の車が

(あのさかみちをよっこらしょとのぼる)

あの坂道をよっこらしょと登る

(ぼくはそれをおうえんするように)

僕はそれを応援するように

(からだにちからこもる)

カラダに力こもる

(もうふるさとですごしたひびよりも)

もう故郷で過ごした日々よりも

(ながいじかんをずっとともにしてる)

長い時間をずっと共にしてる

(ぼくのすむまちさ)

僕の住む町さ

(ぬけみちもしったさ)

抜け道も知ったさ

(ずっとつづきますように)

ずっと続きますように

(いくつかのこい)

いくつかの恋

(はかなくうしなったこい)

儚く失った恋

(きみがげんきでいてくれたならば)

君が元気でいてくれたならば

(いいね　いいね)

いいね　いいね

(あすふぁるときょうもかぜにゆらゆらと)

アスファルト今日も風にゆらゆらと

(かげろうゆれてるとうきょう)

陽炎揺れてる東京

(あかいぽすとすくなくなって)

赤いポスト少なくなって

(それでもひとはつながってる)

それでも人は繋がってる

(たかいますとのようにたちならんだびる)

高いマストのように立ち並んだビル

(となりのびるのがらすまどにうつって)

隣のビルのガラス窓に映って

(ぼくはそれをほそめでみあげながら)

僕はそれを細目で見上げながら

(あしをならしてあるく)

足を鳴らして歩く

(あめあがりのすみわたるそらのどこか)

雨上がりの澄み渡る空のどこか

(だれがぼくのうたきいてくれてるんだろう)

誰が僕の歌聴いてくれてるんだろう

(どこで　どこで)

どこで　どこで

(あすふぁるときょうもかぜにゆらゆらと)

アスファルト今日も風にゆらゆらと

(かげろうゆれてるとうきょう)

陽炎揺れてる東京

(いろとりどりのやねのおうちたち)

色とりどりの屋根のお家たち

(となりあわせでつながってる)

隣り合わせで繋がってる

(とおくのどこか)

遠くのどこか

(なみだながすひとたち)

涙流す人たち

(いっしょにしあわせをかんじあえたらいいね)

一緒に幸せを感じ合えたらいいね

(あすふぁるときょうもかぜにゆらゆらと)

アスファルト今日も風にゆらゆらと

(かげろうゆれてるとうきょう)

陽炎揺れてる東京

(あかいぽすとすくなくなって)

赤いポスト少なくなって

(それでもひとはつながってる)

それでも人は繋がってる

(それでもひとはつながってる)

それでも人は繋がってる