愛情飢餓少女

(たりなくなったあいじょうどうかあいをあいをめぐんでほしいの)

足りなくなった愛情　どうか愛をアイを恵んでほしいの

(かごにつめたひつけぼうとおりをすすむひとびと)

カゴに詰めた火付け棒通りを進む人々

(かわなくたっていいのですしょうにんよっきゅうをみたしてほしくて)

買わなくたって良いのです　承認欲求を満たして欲しくて

(なにものにもなれぬまますごしたじかんわすれたい)

何者にもなれぬまま過ごした時間忘れたい

(もりにまようゆめしょうじょはつぶやく)

森に迷う夢　少女は呟く

(ならばもういっそうさらわれたい)

ならばもう一層攫われたい

(ああまよわせてみたしてほしいのてのなるほうにすすめ)

ああ　迷わせて　満たしてほしいの手の鳴る方に進め

(ふらふらとさそうこえがするからからうえている)

フラフラと誘う声がする　カラカラ飢えている

(のみほしてしまいたいいつかあいしてくれるひとが)

飲み干してしまいたい　いつか愛してくれる人が

(あらわれてくれるからとまたもとめてしまうのです)

現れて　くれるからとまた求めてしまうのです

(いらなくなったじゅんじょうどうかあいをあいをもういちどほしいの)

いらなくなった純情　どうか愛をアイをもう一度ほしいの

(きずにつめたそのおもいまわりをかこむひとびと)

傷に詰めた　その想い周りを囲む人々

(いえなくなったいたみどうかもっともっといやしてほしいの)

癒えなくなった痛み　どうかもっともっと癒して欲しいの

(そのなみにおぼれるほどみたしていたいわすれたい)

その波に溺れるほど満たしていたい忘れたい

(きみをよんだこえしょうじょはおいかけ)

君を呼んだ声　少女は追いかけ

(ならばもういちどさらわれたい)

ならばもう一度攫われたい

(ああまよわせてみたしてほしいのてのなるほうにすすめ)

ああ　迷わせて　満たしてほしいの手の鳴る方に進め

(めらめらともえるおとがするからからうえている)

メラメラと　燃える音がする　カラカラ飢えている

(のみほしてしまいたいいつかあいしてくれるひとが)

飲み干してしまいたい　いつか愛してくれる人が

(あらわれてくれるからとまたもとめてしまうのです)

現れて　くれるからとまた求めてしまうのです

(ああいろんなことがいろあせる)

ああ　色んなことが色褪せる

(めらめらともえるおとがして)

メラメラと　燃える音がして

(なにかをうしなったったったった)

何かを失ったったったった

(まよわせてみたしてほしいのてのなるほうにすすめ)

迷わせて　満たしてほしいの手の鳴る方に進め

(めらめらともえるおとがしてからからかれていく)

メラメラと　燃える音がして　カラカラ枯れていく

(のみほしてしまいたいいつかあいしてくれるひとが)

飲み干してしまいたい　いつか愛してくれる人が

(あらわれてくれるからとまたもとめてしまうのです)

現れて　くれるからとまた求めてしまうのです

(みずからをささげることすらいとわぬわたしです)

自らを捧げる事すら厭わぬ私です