パレード

(かえりみちぼくのあししろくろのまひる)

帰り道 僕の足 白黒の真昼

(こきゅうはどうかふつうかどうかてをあてたむねに)

呼吸はどうか 普通かどうか 手を当てた胸に

(きおくがゆれるまだてがふるえる)

記憶が揺れる まだ手が震える

(はなさないではなさないでだれかそこにいるの)

離さないで 離さないで 誰かそこにいるの

(とちゅうのままとまったままとけいにおいてかれる)

途中のまま 止まったまま 時計に置いていかれる

(あるかなきゃはしらなきゃきのうにたべられる)

歩かなきゃ 走らなきゃ 昨日に食べられる

(どうしてもみるみたくないきず)

どうしても見る 見たくない傷

(わすれないでわすれないでこころだけがせかい)

忘れないで 忘れないで 心だけが世界

(すうびょうごであうけしきさえも)

数秒後出会う 景色さえも

(そうぞうできなくなってしまった)

想像できなくなってしまった

(かがみのなかでこっちをみている)

鏡の中でこっちを見ている

(しらないひとにすべてしられている)

知らない人に全て知られている

(まだしんぞうがまだしんぞうが)

まだ心臓が まだ心臓が

(どれがだれだれがぼくしろくろのまひる)

どれが誰 誰が僕 白黒の真昼

(しこうはどうかじぶんかどうかどこまでがほんとうか)

思考はどうか 自分がどうか どこまでが本当か

(かんがえるたびおぼれそうになる)

考えるたび 溺れそうになる

(たやさないでまもりぬいてよわくもえるあかり)

絶やさないで 守り抜いて 弱く燃える灯り

(おぼえていることばのこと)

覚えている 言葉のこと

(おもいだせるほんとうのこと)

思い出せる 本当のこと

(なくしてきえたけせないこと)

失くして消えた 消せないこと

(なくなることがきまっていること)

無くなることが 決まっていること

(もういちどもうにどと)

もう一度 もう二度と

(まだしんぞうがまだしんぞうが)

まだ心臓が まだ心臓が

(あのこえをあたたかさを)

あの声を 暖かさを

(たしかめてまだしんぞうが)

確かめて まだ心臓が

(ぱれーどはつづくこころだけがせかい)

パレードは続く 心だけが世界

(ぱれーどはつづくぼくはここにいるよ)

パレードは続く 僕はここにいるよ

(ぱれーどはつづくこころだけがせかい)

パレードは続く 心だけが世界

(ぱれーどはつづくよわくもえるあかり)

パレードは続く 弱く燃える灯り