日愛日末ドール

(きやすめていどのくすり)

気休め程度の薬

(ぐるぐるうずまくきおく)

廻々渦巻く記憶

(やみくものなかでえぐる)

闇雲の中で抉る

(きみのことだけをみてる)

君のことだけを見てる

(くつうにゆれてるめまい)

苦痛に揺れてる眩暈

(ひとりきりでまつへやに)

独りきりで待つ部屋に

(ここからはなれたぼくは)

此処から離れた僕は

(いまだにとりつかれている)

未だに取り憑かれている

(きらってきらってきらってきらってしまって)

嫌って嫌って嫌って嫌ってしまって

(かまってかまってかまってかまってくれない)

構って構って構って構ってくれない

(まるできみはゆうれいみたい)

まるで君は幽霊みたい

(それでもいまもいつまでも)

それでも今もいつまでも

(ばすたぶけつえきじょうみゃく)

バスタブ血液静脈

(ちゅうしゃきだつりょくげんじつ)

注射器脱力現実

(わすれないでほしいとおもったんだ)

忘れないで欲しいと思ったんだ

(せいめいたんじょうしょうどう)

生命誕生衝動

(うしなうものなどないから)

失うものなどないから

(じぶんのこときずつけてしまったんだ)

自分のこと傷つけてしまったんだ

(いやなものばかりつもる)

嫌なものばかり積もる

(とけいのはりだけうごく)

時計の針だけ動く

(かくしてふさいだといき)

隠して塞いだ吐息

(ことばといっしょにゆがんだ)

言葉と一緒に歪んだ

(わらってわらってわらってわらってほしいの)

笑って笑って笑って笑って欲しいの

(さらってさらってさらってさらってほしいの)

攫って攫って攫って攫って欲しいの

(どうでもよくなっていくなら)

どうでもよくなっていくなら

(てくびものどもいらないや)

手首も喉もいらないや

(びょうじゃくこうりゅうきょうかん)

病弱交流共感

(ていさつさんじょうたいえき)

偵察惨状体液

(どうにかなるとおもってしまったんだ)

どうにかなると思ってしまったんだ

(ゆうかいさつがいそくばく)

誘拐殺害束縛

(けいけんたいおんていめい)

経験体温低迷

(うしなっていくじぶんをごまかしていた)

失っていく自分を誤魔化していた

(いつでもひびあいまいに)

いつでも日々曖昧に

(わらってじぶんをなくす)

笑って自分を無くす

(ふあんにないふをさして)

不安にナイフを刺して

(じこけんおでないているの)

自己嫌悪で泣いているの

(にんぎょうみたいに)

人形みたいに

(かくしつとうぜんたんじゅん)

確執当然単純

(えんじょうこうさいれつじょう)

炎上交際劣情

(うそだってかまわないとおもったんだ)

嘘だって構わないと思ったんだ

(がいとうどんつうこうしゅう)

街頭鈍痛公衆

(はいらんせきしょくしつれん)

排卵赤色失恋

(まるであいまいとうめいにんげんだ)

まるで曖昧透明人間だ

(ばすたぶけつえきじょうみゃく)

バスタブ血液静脈

(ちゅうしゃきだつりょくげんじつ)

注射器脱力現実

(わすれないでほしいとおもったんだ)

忘れないで欲しいと思ったんだ

(せいめいたんじょうしょうどう)

生命誕生衝動

(うしなうものなどないから)

失うものなどないから

(じぶんのこときずつけてしまったんだ)

自分のこと傷つけてしまったんだ

(かまってわらって)

構って笑って