限界少女

(いきるいみがなにもなにもないなら)

生きる意味が 何も何も 無いなら

(ぜんぶすててさいっしょにはいになろう)

全部捨ててさ 一緒に灰になろう

(そんなちせつなことばをはいて)

そんな稚拙な言葉を 吐いて

(ふあんていなひびはつづいてゆく)

不安定な日々は続いてゆく

(いきいそいだきみはなにもしらずに)

生き急いだ君は 何も 知らずに

(なにからなにまでいやになってって)

何から何まで 嫌になってって

(そんなようちなあたまになって)

そんな幼稚な頭になって

(ふあんていになってゆく)

不安定になってゆく

(きっとあすにはかわってるはずさ)

きっと明日には 変わってるはずさ

(そんなことばもきかなくなってた)

そんな言葉も 効かなくなってた

(いつもどおりのあのくちぐせが)

いつも通りの あの口癖が

(げんじつのまえゆらいでいるのだ)

現実の前 揺らいでいるのだ

(あしたはきっとわるくはないさ)

明日はきっと 悪くは無いさ

(いえぬあたまがゆらゆらゆれてる)

癒えぬ頭が ゆらゆら揺れてる

(あしたになればあしたになれば)

明日になれば 明日になれば

(どうにかなるだろうって)

どうにかなるだろうって

(いきるいみもなにもさがさないでもう)

生きる意味も何も 探さないでもう

(かなしくなるまえに)

悲しくなる前に

(ぜんぶわすれてしまわないとさ)

全部忘れてしまわないとさ

(やるせなくなるから)

やるせなくなるから

(いっさいがっさいもうなんだってどうだっていいから)

一切合切もうなんだって どうだっていいから

(いきているだけでいい)

生きているだけでいい

(あんなやつらのことなんかすてて)

あんな奴らのことなんか捨てて

(しまえばいいそれだけさ)

しまえばいい それだけさ

(むせきにんなことばをはいてはくりかえす)

無責任な言葉を 吐いては繰り返す

(それしかできないけどそれでもくりかえす)

それしか出来ないけど それでも繰り返す

(あしたはずっとましになるから)

明日はずっとマシになるから

(あしたはきっとらくになるから)

明日はきっと楽になるから

(だからぜんぶさわすれてしまおう)

だから全部さ 忘れてしまおう

(きっとあすにはかわってるはずさ)

きっと明日には 変わってるはずさ

(あしたはきっとよくなるはずさ)

明日はきっと 良くなる筈さ

(ことばがずっとゆらゆらゆれてる)

言葉がずっと ゆらゆら揺れてる

(いっしょうなんかさすぐにおわるさ)

一生なんかさ 直ぐに終わるさ

(きっといつかはわすれてわらってる)

きっといつかは 忘れて笑ってる

(とほうにくれてくるってわらって)

途方に暮れて 狂って 笑って

(それでまちがってないだろう)

それで 間違ってないだろう

(きえたくなってわかっていたって)

消えたくなって 分かって いたって

(それはのぞんじゃいないんだよ)

それは 望んじゃいないんだよ

(ありふれたげんかいしょうじょ)

ありふれた 限界少女