地図にない道

(ぺんをにぎりしめいらだちをはきだす)

ペンを握りしめ苛立ちを吐き出す

(けしさったはずのれっとうかんが)

消し去ったはずの劣等感が

(へやのすみでぼくをみつめている)

部屋の隅で僕を見つめている

(もがいたぶんなにをてにしたかな？)

もがいた分何を手にしたかな?

(ひっしにまもってるちいさなぷらいど)

必死に守ってる小さなプライド

(なんどもたしかめて)

何度も確かめて

(このせなかおしつづけるのは)

この背中押し続けるのは

(きぼうだけじゃないんだ)

希望だけじゃないんだ

(ちずにないみちのとちゅうでたたずむぼくは)

地図にない道の途中で佇む僕は

(えがいたとおりじゃないけれど)

描いた通りじゃないけれど

(ずっとあのひのじょうねつ)

ずっとあの日の情熱

(にぎってなくさないように)

握ってなくさないように

(どんなきょうにもしがみついているよ)

どんな今日にもしがみついているよ

(ただひとりゆめつなげるのは)

ただひとり夢繋げるのは

(かっこうつかないいまのぼくさ)

格好つかない今の僕さ

(あのひととぼくはなにがちがうんだろう)

あの人と僕はなにが違うんだろう

(じぶんだったはずのだいばってきは)

自分だったはずの大抜擢は

(いつになってもぼくをとおりぬけて)

いつになっても僕を通り抜けて

(わかってるよほかのだれでもない)

わかってるよ他の誰でもない

(ほんとうにずるいのはそのひとのしっぱい)

本当にずるいのはその人の失敗

(まちわびてるぼくだ)

待ちわびてる僕だ

(むくわれないなんてなげくほど)

報われないなんて嘆くほど

(まだやりきってないだろう)

まだやりきってないだろう

(ほしのないたびじひかりをおいもとめてる)

星のない旅路光を追い求めてる

(だれかうらやんでよわねはいて)

誰か羨んで弱音吐いて

(きっとそれでも)

きっとそれでも

(まだみぬみらいをてばなさないように)

まだ見ぬ未来を手放さないように

(どんなきょうにもしがみついていくよ)

どんな今日にもしがみついていくよ

(ただひとりつなげるのは)

ただひとり繋げるのは

(まっすぐじゃないいまのぼくさ)

真っ直ぐじゃない今の僕さ

(ゆめにたどりつくいっぽがあるとするなら)

夢に辿り着く一歩があるとするなら

(それはいままでかさねてきた)

それは今まで重ねてきた

(きょうのいっぽとおなじはずだよ)

今日の一歩と同じはずだよ

(ちずにないみちのとちゅうでたたずむぼくは)

地図にない道の途中で佇む僕は

(えがいたとおりじゃないけれど)

描いた通りじゃないけれど

(ずっとあのひのじょうねつ)

ずっとあの日の情熱

(にぎってなくさないように)

握ってなくさないように

(どんなきょうにもしがみついているよ)

どんな今日にもしがみついているよ

(ただひとりゆめつなげるのは)

ただひとり夢繋げるのは

(かっこうつかないいまのぼくさ)

格好つかない今の僕さ