霹靂

(なにもみえないあすだってあなたはそのままで)

何も見えない明日だって貴方はそのままで

(かざらないすがたでいいとそうつたえたいな)

飾らない姿でいいとそう伝えたいな

(ありがとうのはなだってどんなにならべても)

ありがとうの花だってどんなに並べても

(ほんとうのこころのそこにふれられはしないな)

本当の心の底に触れられはしないな

(ねぇ、もうなかないで)

ねぇ、もう泣かないで

(ことばはとけるだけ)

言葉は溶けるだけ

(つぎこそとどけとねがいをうたうわ)

次こそ届けと願いを歌うわ

(きょうもあなたはゆめをのみほして)

今日も貴方は悪夢を飲み干して

(いたくもないよなんていうから)

痛くも無いよなんて言うから

(ぼくもなきそうになるんだ)

僕も泣きそうになるんだ

(いまはさよならのどをふるわせて)

今はさよなら喉を震わせて

(とどきもしないふかいきずにふれないように)

届きもしない深い傷に触れないように

(めをとじたんだよ)

目を閉じたんだよ

(どんなかたちになってどんなさびしくっても)

どんな形になってどんなに寂しくっても

(あなたがわらえるならいいよ。そうおもえたんだ)

貴方が笑えるならいいよ。そう思えたんだ

(どんなねがいだってことばにかえたことで)

どんな願いだって言葉に変えた事で

(かたちがかわってしまうのは)

形が変わってしまうのは

(すこしもどかしいな)

少しもどかしいな

(ねぇ、もうなかないで)

ねぇ、もう泣かないで

(ことばはとちゅうでとけるの)

言葉は途中で溶けるの

(ひとつだけでいいのほんとうのこころまで)

一つだけでいいの本当の心まで

(おもいよとどけとおんぷにのせるわ)

思いよ届けと音符に乗せるわ

(あなたはゆめをのみほして)

貴方は夢を飲み干して

(いたくもないよなんていうから)

痛くも無いよなんて言うから

(ぼくもなきそうになるんだ)

僕も泣きそうになるんだ

(いまはさよならのどをふるわせて)

今はさよなら喉を震わせて

(とどきもしないふかいふかいきずによりそうように)

届きもしない深い深い傷に寄り添うように

(てをのばしてねがうの)

手を伸ばして願うの

(なつがすぎてあきになって)

夏が過ぎて秋になって

(それでもそれでもあなたにうたうわ)

それでもそれでも貴方に歌うわ

(いつもひとつにあわせたこえで)

いつも一つに合わせた声で

(あなたのさきにゆめにさちあれ)

貴方の先に夢に幸あれ