イマジナリーリロード

(さんざんなきょうがおわって)

散々な今日が終わって

(だいしっぱいだってわらって)

「大失敗だ」って笑って

(なぁなぁになってしまいそうな)

なぁなぁになってしまいそうな

(そんないちわのなかで)

そんな一話の中で

(じょうだんみたいなきぼうを)

冗談みたいな希望を

(ねがっていのってすがって)

願って祈って縋って

(なげいていたんじゃほら)

嘆いていたんじゃ ほら

(かわらない)

変わらない

(はんばくしよう)

反駁しよう

(ひどいうそでくどくそまったけしきを)

酷い嘘で諄く染まった景色を

(もうひていしよう)

もう否定しよう

(くやんでしまうくらいなら)

悔やんでしまうくらいなら

(ぜろからでもかまわないさ)

0からでも構わないさ

(はじめよう)

始めよう

(めがひらいてさぁさぁかいせん)

目が開いて さぁ さぁ 開戦

(まちがってげーむおーばー)

間違ってゲームオーバー

(すりむいてちをながして)

擦りむいて 血を流して

(もうぜんごふかくでしってんしってん)

もう前後不覚で 失点 失点

(ころがってめをまわして)

転がって 目を回して

(ふらついてもうろうしたって)

ふらついて 朦朧したって

(つよくおもいうかべた)

強く思い浮かべた

(ひとつのことば)

一つの言葉

(なかないで)

「泣かないで！」

(ぶかっこうにくらいついたまま)

不格好に喰らいついたまま

(のうないをみたした)

脳内を満たした

(しんじげんだいたんなだいいっぽ)

新次元 大胆な第一歩

(かれそうなおもいがむすぶちからを)

嗄れそうな想いが結ぶ力を

(むねのおくやどしたまま)

胸の奥 宿したまま

(できあいのせかいを)

出来合いの世界を

(ごつごうのみらいを)

ご都合の未来を

(ぜつぼうのいまをにらみつけて)

絶望の今を睨みつけて

(きえそうなすとーりを)

消えそうなストーリを

(かそくしていくげんざいを)

加速していく 現在を

(いっそういっそうこがして)

一層 一層 焦がして

(めをあわせたまま)

目を合わせたまま

(たんたんときょうがおわって)

淡々と今日が終わって

(とうとうときのうにかわって)

滔々と昨日に変わって

(だんだんとくさっていく)

段々と腐っていく

(ちょうちょうはっしながれながれて)

丁々発止 流れ流れて

(さんざんなきょうのしがいを)

散々な今日の死骸を

(ふみつぶしてあるいた)

踏み潰して歩いた

(なんびゃっかいとくりかえしていた)

何百回と繰り返していた

(わたしがわたしじゃなくなって)

私が私じゃなくなって

(かなしいおはなしがはじまる)

悲しいお話が始まる

(じぶんがじぶんじゃなくなって)

自分が自分じゃなくなって

(かなしいおはなしがはじまる)

悲しいお話が始まる

(りそうがりそうじゃなくなって)

理想が理想じゃなくなって

(かなしいおはなしがはじまる)

悲しいお話が始まる

(ぎもんがぎもんじゃなくなって)

疑問が疑問じゃなくなって

(かなしいおはなしがはじまる)

悲しいお話が始まる

(わたしがわたしじゃなくなって)

私が私じゃなくなって

(かなしいおはなしがはじまる)

悲しいお話が始まる

(じぶんがじぶんじゃなくなって)

自分が自分じゃなくなって

(かなしいおはなしがはじまる)

悲しいお話が始まる

(わたしがわたしじゃなくなって)

私が私じゃなくなって

(わたしがわたしじゃなくなって)

わたしがわたしじゃなくなって

(わたしじゃなくなったわたしを)

わたしじゃなくなったわたしを

(きみにあげる)

君にあげる

(うけとったきょうはちのにおいがした)

受け取った今日は血の匂いがした

(もうなんかいもあすみまんにたってないていた)

もう何回も明日未満に立って泣いていた

(くやしいななんてことばにあわない)

「悔しいな」なんて言葉似合わない

(くうそうをさけべいま)

空想を叫べ!今!!

(まけないとこえがしんぞうをうったなら)

「負けない！」と声が心臓を打ったなら

(さぁさぁさいしゅうけっせんちょうじげん)

さぁ さぁ 最終決戦 超次元

(いどんだだいいっしょう)

挑んだ第一章

(はぜそうなおもいでそまるあしたが)

爆ぜそうな想いで染まる明日が

(むねのおくかがやいたまま)

胸の奥輝いたまま

(そうぞうのせかいとくうそうのみらいが)

想像の世界と 空想の未来が

(かさなったいまをにぎりしめて)

重なった今を握りしめて

(いろめいたすとーりーを)

色めいたストーリーを

(かそくしていくげんざいを)

加速していく 現在を

(いっそういっそうえがいて)

一層 一層 描いて

(てをのばしたらきっときっと)

手を伸ばしたら きっと きっと

(わらってめをさませるから)

笑って 目を覚ませるから