そらもよう

(いまははれたこのそらでも)

今は晴れたこの空でも

(ずっとつづくわけじゃないから)

ずっと続くわけじゃないから

(きやすめにさえなりっこないきれいごとなんかじゃ)

気休めにさえなりっこない綺麗事なんかじゃ

(きみにとどかないんだよ)

君に届かないんだよ

(たのしいことはすぐおわるけど)

楽しいことはすぐ終わるけど

(かなしいことはきえやしないけど)

悲しいことは消えやしないけど

(あめにぬれたつちにめぶくいのちのいみに)

雨に濡れた土に芽吹く命の意味に

(きづくことができるなら)

気づくことができるなら

(どうしたってうまくいかないときにも)

どうしたって上手くいかない時にも

(まよってまちがってきえたくなるひも)

迷って間違って消えたくなる日も

(むりにわらえなくていいでしょう)

無理に笑えなくていいでしょう

(ふたりでなけるならいいでしょう)

二人で泣けるならいいでしょう

(くもりのちあめだってときにどしゃぶりだって)

曇りのち雨だって　時に土砂降りだって

(かさをわすれてずぶぬれになったとしたって)

傘を忘れてずぶ濡れになったとしたって

(こごえそうなからだあたためあうぬくもりを)

凍えそうな体　暖め合う温もりを

(ぼくらはちゃんとしってるよ)

僕らはちゃんと知ってるよ

(くもりのちあめだってよほうはあてになんなくて)

曇りのち雨だって　予報はあてになんなくて

(はれわたるそらのあおをわすれないように)

晴れ渡る空の青を忘れないように

(すっとくもまにさしこむたいようを)

すっと雲間に射し込む太陽を

(ふたりでさがしにいこうてをつないで)

二人で探しに行こう　手を繋いで

(ぬかるんだみちあしをとられ)

ぬかるんだ道　足を取られ

(けつまずくこともあるけれど)

蹴つまずくこともあるけれど

(どろだらけのかおてれずにみせあえるような)

泥だらけの顔　照れずに見せ合えるような

(ぼくらでいたいから)

僕らでいたいから

(とおざかってたがえたもどれないひび)

遠ざかって違えた戻れない日々

(にどとであえないひともいるけど)

二度と出会えない人もいるけど

(だからきみとすごすにちじょうに)

だから君と過ごす日常に

(きせきとなづけてもいいでしょう？)

“奇跡” と名付けてもいいでしょう？

(くもりのちあめだってときにふかいきりだって)

曇りのち雨だって　時に深い霧だって

(いっすんさきをやみがくるんだとしたって)

一寸先を闇がくるんだとしたって

(てさぐりしながらあるくのもわるくないよ)

手探りしながら　歩くのも悪くないよ

(ぼくらであったひみたいに)

僕ら出会った日みたいに

(くもりのちあめだってよほうはあてになんなくて)

曇りのち雨だって　予報はあてになんなくて

(やみをうがつとおいひかりわすれないように)

闇を穿つ遠い光　忘れないように

(ずっとりょうてふさいでたちずはすてて)

ずっと両手塞いでた地図は捨てて

(ふたりでさがしにいこうてをつないで)

二人で探しに行こう　手を繋いで

(えいえんはしんじないけど)

永遠は信じないけど

(まもれないちかいもあるけれど)

守れない誓いもあるけれど

(ねえうそはつきたくないから)

ねえ　嘘はつきたくないから

(きずつけあわないふたりより)

傷つけ合わない二人より

(ゆるしあえるぼくらでいたいよ)

許し合える僕らでいたいよ

(くもりのちあめだってときにどしゃぶりだって)

曇りのち雨だって　時に土砂降りだって

(かさはそういえばちょっとまえにすてたっけな)

傘はそういえばちょっと前に捨てたっけな

(こごえそうなからだあたためあうぬくもりを)

凍えそうな体　暖め合う温もりを

(だからしることができたよ)

だから知ることができたよ

(くもりのちあめだってよほうはあてになんなくて)

曇りのち雨だって　予報はあてになんなくて

(はれわたるそらのあおをわすれないように)

晴れ渡る空の青を忘れないように

(すっとくもまにさしこむたいようを)

すっと雲間に射し込む太陽を

(ふたりでさがしにいこうてをつないで)

二人で探しに行こう　手を繋いで

(ふたりならみつけられるそうしんじて)

二人なら見つけられる　そう信じて