サウダージ

(わたしはわたしと)

私は私と

(はぐれるわけにはいかないから)

はぐれる訳には行かないから

(いつかまたあいましょう)

いつかまた逢いましょう

(そのひまでさよならこいごころよ)

その日までサヨナラ恋心よ

(うそをつくぐらいなら)

嘘をつくぐらいなら

(なにもはなしてくれなくていい)

何も話してくれなくていい

(あなたはさっていくの)

あなたは去っていくの

(それだけはわかっているから)

それだけは分かっているから

(みつめあったわたしは)

見つめあった私は

(かわいいおんなじゃなかったね)

かわいい女じゃなかったね

(せめてさいごはえがおでかざらせて)

せめて最後は笑顔で飾らせて

(なみだがかなしみをとかして)

涙が悲しみをとかして

(あふれるものだとしたら)

溢れるものだとしたら

(そのしずくももういちどのみほしてしまいたい)

その雫ももう一度飲み干してしまいたい

(りんとしたいたみむねに)

凛とした痛み胸に

(とどまりつづけるかぎり)

とどまり続ける限り

(あなたをわすれずにいられるでしょう)

あなたを忘れずにいられるでしょう

(ゆるしてねこいごころよ)

許してね恋心よ

(あまいゆめはなみにさらわれたの)

甘い夢は波にさらわれたの

(いつかまたあいましょう)

いつかまた逢いましょう

(そのひまでさよならこいごころよ)

その日までサヨナラ恋心よ

(ときをかさねるごとに)

時を重ねるごとに

(ひとつずつあなたをしっていって)

ひとつずつあなたを知っていって

(さらにときをかさねて)

さらに時を重ねて

(ひとつずつわからなくなって)

ひとつずつ分からなくなって

(あいがきえてゆくのを)

愛が消えてゆくのを

(ゆうひにたとえてみたりして)

夕日に例えてみたりして

(そこにたしかにのこる)

そこに確かに残る

(さうだーじ)

サウダージ

(おもいをつむいだことばまで)

想いを紡いだ言葉まで

(かげをせおわすのならば)

影を背負わすのならば

(うみのそこでものいわぬかいになりたい)

海の底で物言わぬ貝になりたい

(だれにもじゃまをされずに)

誰にも邪魔をされずに

(うみにかえれたらいいのに)

海に帰れたらいいのに

(あなたをひっそりとおもいださせて)

あなたをひっそりと思い出させて

(あきらめてこいごころよ)

諦めて恋心よ

(あおいきたいはわたしをきりさくだけ)

青い期待は私を切り裂くだけ

(あのひとにつたえて)

あの人に伝えて

(さみしい)

寂しい

(だいじょうぶ)

大丈夫

(さみしい)

寂しい

(くりかえされる)

繰り返される

(よくあるはなし)

よくある話

(であいとわかれ)

出会いと別れ

(なくもわらうもすきもきらいも)

泣くも笑うも好きも嫌いも

(ゆるしてねこいごころよ)

許してね恋心よ

(あまいゆめはなみにさらわれたの)

甘い夢は波にさらわれたの

(いつかまたあいましょう)

いつかまた逢いましょう

(そのひまでさよならこいごころよ)

その日までサヨナラ恋心よ

(あなたのそばでは)

あなたのそばでは

(えいえんをたしかにかんじたから)

永遠を確かに感じたから

(よぞらをこがして)

夜空を焦がして

(わたしはいきたわこいごころと)

私は生きたわ恋心と