FLASHBACK

(ともだちがかいたうたで)

友達が書いた歌で

(ほんのすこしすくわれていたじかんを)

ほんの少し救われていた時間を

(どこへきえたかもしらずに)

どこへ消えたかも知らずに

(すりへったくつぞこを)

擦り減った靴底を

(えますとーんがうたって)

エマ・ストーンが歌って

(ないたぼくをみてわらうしぐさを)

泣いた僕を見て笑う仕草を

(じゅんすいぶってものいうなって)

純粋ぶってモノ言うなって

(うるさかったあのひとを)

うるさかったあの人を

(そんなことをおもいだした)

そんなことを思い出した

(さよならぼくのせんめいなとうめい)

さよなら僕の鮮明な透明

(すてたものすらいとしいのね)

捨てたものすら愛しいのね

(だいだいのまち、さいれんと、とわいらいと)

橙の街、サイレント、トワイライト

(まほうがとけていくよ)

魔法が解けていくよ

(とかいのそらはふしぎね)

都会の空は不思議ね

(あかいくれーん、とりよりたかくとび)

赤いクレーン、鳥より高く飛び

(くだけちったひびのりゅうし)

砕け散った日々の粒子

(それよりもたかくまう)

それよりも高く舞う

(さよなら)

さよなら

(めいもないひびはけされたし)

名もない日々は消されたし

(なにもないぼくはけさねたし)

何もない僕は今朝寝たし

(あすぴりんなんじょうのんでも)

アスピリン何錠飲んでも

(むねのいたみはきえないし)

胸の痛みは消えないし

(ぼくらおえつもかくせずに)

僕ら嗚咽も隠せずに

(なきわめくから)

泣き喚くから

(おくじょう、さんざめくとりたちもふりかえる)

屋上、さんざめく鳥たちも振り返る

(さよなら)

さよなら

(あかいぼーだーすとらいぷ)

赤いボーダーストライプ

(きずつけすぎてげんけいないもよう)

傷付け過ぎて原型ない模様

(だいだいのまち、さいれん、もうばいばい)

橙の街、サイレン、もうバイバイ

(またどこかで)

またどこかで

(さよならぼくのせんめいなとうめい)

さよなら僕の鮮明な透明

(すてたものすらいとしいのね)

捨てたものすら愛しいのね

(だいだいのまち、さいれん、とわいらいと)

橙の街、サイレン、トワイライト

(まほうがとけていくよ)

魔法が解けていくよ

(ともだちがかいたうたのような)

友達が書いた歌のような

(あおいせつなをいきていた)

青い刹那を生きていた

(どこへきえたかはしらない)

どこへ消えたかは知らない

(だけどいだきしめていた)

だけど抱きしめていた

(えますとーんがうたって)

エマ・ストーンが歌って

(ないたぼくのかんせいをしんじた)

泣いた僕の感性を信じた

(じゅんすいぶってものいうなって)

純粋ぶってモノ言うなって

(いわれてもわらってた)

言われても笑ってた

(そんなことをおもいだした)

そんな事を思い出した