約束は溶けて。

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歌詞(問題文)
(くちていくのは。)
朽ちていくのは。
(わすれていくのは。)
忘れていくのは。
(こわれたきのうを、わたしは、ただなでていて。)
壊れた昨日を、私は、ただ撫でていて。
(あんなにふりつづいたあめがようやくやんで、)
あんなに降り続いた雨がようやく止んで、
(「せかいはおわりだ」)
「世界は終わりだ」
(なんてさけんでまわっていたうさぎさんもすっかりしずかになりました。)
なんて叫んで廻っていたウサギさんもすっかり静かになりました。
(わたしのひみつきちはかんぺきなみずびたしで、)
私の秘密基地は完璧な水浸しで、
(あのこもどこかのまいごになってしまったっていうのに。)
あの子もどこかの迷子になってしまったっていうのに。
(そんなことはもうぜんぜんきょうみがないみたいで、)
そんなことはもう全然興味がないみたいで、
(うさぎさんはつぎのにんじんをさがしてとおくへいってしまったようです。)
うさぎさんは次の人参を探して遠くへ行ってしまったようです。
(わたしはくずれかけのかいだんにすわっていて、)
私は崩れ欠けの階段に座っていて、
(またつまらないはなうたをかんがえているところでした。)
またつまらない花歌を考えているところでした。
(くちていくのは。)
朽ちていくのは。
(わすれていくのは。)
忘れていくのは。
(どっちにしろ、けっきょくはゆきどまりしかありませんでした。)
どっちにしろ、結局は行き止まりしかありませんでした。
(あのこがいのりつづけたぐうぞうはからっぽのもうそうで、)
あの子が祈り続けた偶像は空っぽの妄想で、
(ぼろぼろになったそのひとけいは、いまにもおれてしまうそうです。)
ボロボロになったその人形は、今にも折れてしまうそうです。
(それでもかのじょはねがいつづけている。)
それでも彼女は願い続けている。
(そのからだはゆっくりさびていて、やがてなりやんでしまうのに。)
その躰はゆっくり錆びていて、やがて鳴りやんでしまうのに。
(それでもかのじょはわらいつづけている。)
それでも彼女は笑い続けている。
(わたしは。ふと、あおぞらをきいたきがして)
私は。ふと、青空を聴いた気がして
(こわれたきのうを、わたしはただなでていた。)
壊れた昨日を、私はただ撫でていた。
(つめたくふしたかぜは、いまだわたしをあてている。)
冷たく臥した風は、未だ私を中てている。
(そのことだけをうれしくおもって、)
そのことだけを嬉しく思って、
(とけてゆくゆめのやくそくをおもいだす。)
溶けてゆく夢の約束を思い出す。
(それはむなしいだけのおちゃかいで。)
それは虚しいだけのお茶会で。
(さめてしまえばちってしまうようなおはなしで。)
醒めてしまえば散ってしまうようなお話で。
(もうゆきどまりしかないというのに。)
もう行き止まりしかないというのに。
(それでも、あのこはよびつづけていた。)
それでも、あの子は呼び続けていた。
(くちていくから。)
朽ちていくから。
(わすれていくから。)
忘れていくから。
(こわれたきのうを。)
壊れた昨日を。
(ただいだきしめていたい、だけ。)
ただ抱きしめていたい、だけ。
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