超がつくほど難しい長文3

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入学に関するお話です。長いので覚悟してください

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問題文

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(おれのなまえはこんどうまさお、ことしこうこうににゅうがくした15さいだ。)

俺の名前は近藤正雄、今年高校に入学した15才だ。

(おれはちゅうがくじだい、まったくともだちができなかった。なぜなら、)

俺は中学時代、まったく友達ができなかった。なぜなら、

(おれはめがみえなかったからだ。ひととちがったこうどうをせざるをえないおれのともだちに)

俺は目が見えなかったからだ。人と違った行動をせざるを得ない俺の友達に

(なってくれるひとはひとりもいなかった。むしろ、めがみえないのをいいことに、)

なってくれる人は一人もいなかった。むしろ、目が見えないのをいいことに、

(いたずらをしてくるひとたちがふえていくいっぽうだった。おれはこんなこともあって)

いたずらをしてくる人たちが増えていく一方だった。俺はこんなこともあって

(あまりあかるいせいかくではなく、つまらないちゅうがくせいかつをおくった。)

あまり明るい性格ではなく、つまらない中学生活を送った。

(だから、おれはにゅうがくしきのときにけついした。「こんどこそおれはともだちをつくるんだ!」)

だから、俺は入学式の時に決意した。「今度こそ俺は友達を作るんだ!」

(おれはいわゆる「こうこうでびゅー」をすることにしたのだ。)

俺はいわゆる「高校デビュー」をすることにしたのだ。

(これまでのうちきなせいかくをなおし、せっきょくてきにはなしかけるとこころにちかった。)

これまでの内気な性格を直し、積極的に話しかけると心に誓った。

(よくじつから、おれはさっそくそれをこうどうにうつした。じぶんときがあうあわないは)

翌日から、俺は早速それを行動に移した。自分と気が合う合わないは

(かんがえていなかった。いっこくもはやくともだちがほしかった。)

考えていなかった。一刻も早く友達が欲しかった。

(しかし、めがみえないことがうらめにでて、はなしかけるたびに)

しかし、目が見えないことが裏目に出て、話しかけるたびに

(なにかでしっぱいした。「けっきょくおれはこどくなのか...」とかたをおとした。)

なにかで失敗した。「結局俺は孤独なのか...」と肩を落とした。

(でもおれはあきらめきれず、いまのじぶんのおもいをたんにんのせんせいに)

でも俺はあきらめきれず、今の自分の思いを担任の先生に

(ぶつけてみることにした。せんせいは、おれのはなしをしんけんにきいてくれた。)

ぶつけてみることにした。先生は、俺の話を真剣に聞いてくれた。

(だが、せんせいは「わかった」とだけいい、そそくさとそのばをさった。)

だが、先生は「わかった」とだけ言い、そそくさとその場を去った。

(たんにんのせんせいまでもがおれをみくだすのかとしんそこぜつぼうしていた。)

担任の先生までもが俺を見下すのかと心底絶望していた。

(そのよくじつ、きのうおれがはなしかけたれんちゅうがおれのまわりにあつまってきた。)

その翌日、昨日俺が話しかけた連中が俺の周りに集まってきた。

(おれはちゅうがっこうのときとおなじようにばかにされるんだとおもっていたが、かれらはなんと)

俺は中学校の時と同じようにバカにされるんだと思っていたが、彼らはなんと

(「ごめん!!」といった。なにをあやまっているのかとおれがとまどっていると、)

「ごめん!!」と言った。何を謝っているのかと俺が戸惑っていると、

など

(ひとりのだんしが「こんどうのおもいを、せんせいからきいたよ。しょうじき、おれたちは)

ひとりの男子が「近藤の思いを、先生から聞いたよ。正直、俺たちは

(しょうがいしゃにたいしてへんけんをもっていたんだ。おまえのきもちをわかってやれずに、)

障害者に対して偏見を持っていたんだ。お前の気持ちをわかってやれずに、

(そっけないたいおうしてすまなかった。」といった。おれははんなきだった。ほかのひとが、)

そっけない対応してすまなかった。」と言った。俺は半泣きだった。他の人が、

(「でも、ともだちって、”なる”ものじゃなくて、しぜんにできるものだとおもう。)

「でも、友達って、”なる”ものじゃなくて、自然にできるものだと思う。

(こんどうくんも、むりにたにんにあわせようとせずに、しぜんにうちとけていったら)

近藤君も、無理に他人に合わせようとせずに、自然に打ち解けていったら

(いいんじゃないかな。」といった。たしかに、おれもともだちをつくることに)

いいんじゃないかな。」と言った。確かに、俺も友達を作ることに

(ひっしになって、うちとけるだなんてかんがえていなかった。)

必死になって、打ち解けるだなんて考えていなかった。

(「おれ、いとうこうき。よろしく!」さいしょにあやまってきたこがこういって)

「俺、伊藤光喜。よろしく!」最初に謝ってきた子がこう言って

(てをさしだし、ぼくのてとあくしゅした。おれは「こちらこそ。」のおもいをこめて、)

手を差し出し、僕の手と握手した。俺は「こちらこそ。」の思いを込めて、

(あくしゅしたてをつよくにぎりしめた。おれは、なかよくしようともうしでてくれたひとたち)

握手した手を強く握りしめた。俺は、仲良くしようと申し出てくれた人たち

(にかんしゃするとともに、おれのきもちをかれらにつたえてくれたたんにんのせんせいにも)

に感謝するとともに、俺の気持ちを彼らに伝えてくれた担任の先生にも

(こころのなかで「ありがとうございます。」とおれいをした。)

心の中で「ありがとうございます。」とお礼をした。

(おれはそのあともすこしずつともだちをつくり、いまはいいこうこうせいかつがおくれているとおもう。)

俺はその後も少しずつ友達を作り、今はいい高校生活が送れていると思う。

(にゅうがくしきのよくじつに、ゆうきをふりしぼってはなしかけてよかった。)

入学式の翌日に、勇気を振り絞って話しかけてよかった。

(おれのじんせいにもはるがきたようだ。)

俺の人生にも春が来たようだ。

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