朱と碧のランページ

(じかんがとどまるこのばしょで)

時間が 留まる この場所で

(はてなきいくせんのよるをこえた)

果てなき 幾千の夜を超えた

(ひかりもとどかぬこのばしょで)

光も 届かぬ この場所で

(あなたはなにをのぞむだろう)

あなたは 何を望むだろう

(ゆらぎだしたいのちをむしばむあくまのように)

揺らぎだした命を 蝕む悪魔のように

(のろわれたはぐるまがもうまわりだしていた)

呪われた歯車が もう 廻り出していた

(あふれるそのきぼうがくすんでしまわぬようにと)

あふれるその希望が くすんでしまわぬようにと

(ねがいはてんくうのかなたへ)

願いは天空の彼方へ

(くろきらせんがうずまいたこのやみをぬけて)

黒き螺旋が渦巻いた この闇を抜けて

(ひかれあううんめいにいまめざめる)

引かれ合う 運命に 今目覚める

(もえさかるあかねぞらにやぶれないやくそくをした)

燃えさかる茜空に 破れない約束をした

(かなしみのそのさだめをうけいれると)

悲しみのその宿命(さだめ)を 受け入れると

(あかとあおのらんぺーじいまときはなって)

朱(あか)と碧(あお)のランページ 今 解き放って

(おわりへつながるこのばしょで)

終わりへ 繋がる この場所で

(ねがいはくらやみへひきこまれた)

願いは 暗闇へ引き込まれた

(でぐちのみえないこのばしょで)

出口の 見えない この場所で

(あなたはなにをさけぶだろう)

あなたは 何を叫ぶだろう

(ちかづいたしんじつははかなくくずれおちていく)

近づいた真実は 儚く崩れ落ちていく

(すべてものがたりだったならわらえたのに)

全て物語だったなら 笑えたのに

(たよりなきてのひらをつないだちいさなそのおもい)

頼りなき掌をつないだ 小さなその想い

(たちきれぬうんめいをせおって)

断ち切れぬ運命を背負って

(くろきらせんがひきさいたとどかぬこのこえ)

黒き螺旋が引き裂いた 届かぬこの声

(せまりくるうんめいがいまはじまる)

迫りくる 運命が 今始まる

(たびだちのあかねぞらにかなわないやくそくをした)

旅立ちの茜空に 叶わない約束をした

(いにしえのそのさだめをうけいれると)

いにしえのその宿命(さだめ)を 受け入れると

(あかとあおのらんぺーじいまときはなって)

朱(あか)と碧(あお)のランページ 今 解き放って

(ちぬられたげんじつとこうさするあかとあおのいと)

血塗られた現実と 交差する朱(あか)と碧(あお)の糸

(すべてがまざりあったこのばしょできえた)

全てが混ざり合ったこの場所で 消えた

(かことみらいをさまよう)

過去と未来を彷徨う

(もうもどることのないじかんのなかで)

もう戻ることのない 時間の中で

(なにをおもいさけびなくの)

何を思い 叫び 泣くの？

(もえさかるあかねぞらにやぶれないやくそくをした)

燃えさかる茜空に 破れない約束をした

(かなしみのそのさだめをうけいれると)

悲しみのその宿命(さだめ)を 受け入れると

(あかとあおのらんぺーじいまときはなって)

朱(あか)と碧(あお)のランページ 今 解き放って