ハウリング・マイハート

(ひずみはじめたのはきっとだれかのせいじゃなく)

歪みはじめたのは　きっと誰かの所為じゃなく

(じぶんのなかにあるしっとのせい)

自分の核（なか）にある　嫉妬のせい

(だれもがとらわれてずっとぬけだせないめいろ)

誰もが囚われて　ずっと抜けだせない迷路

(このままどこまであるけばいい)

このままどこまで　歩けばいい？

(きらいだよきみのそのすべてが)

「嫌いだよ、君のそのすべてが」

(そういってにげだした)

そう言って　逃げだした

(だれかのものになったときからずっと)

誰かのモノになったときからずっと

(はうるこころ)

ハウるココロ

(ああいなくなってしまえばいいのに)

嗚呼　いなくなってしまえばいいのに

(ここからきえてよあとかたもなく)

世界（ここ）から消えてよ　跡形もなく

(だけどいなくなってしまったときには)

だけど　いなくなってしまったときには

(なみだをながすよかれはてるまで)

涙を流すよ　枯れ果てるまで

(だってほんとうはすきなのきみのすべてが)

だって、本当は、好きなの　君のすべてが

(かわりはじめたのはきっとわたしのせいじゃなく)

変わりはじめたのは　きっと私の所為じゃなく

(となりでてをひくくろいうさぎ)

となりで手を引く　黒い兎

(きらいだよきみもこのせかいも)

「嫌いだよ、君もこの世界も」

(ちいさくつぶやいた)

小さく　つぶやいた

(ひましにつよくなるのいずときょうも)

日増しに強くなるノイズと今日も

(はうるからだ)

ハウるカラダ

(ああくだけちってしまえばいいのに)

嗚呼　砕け散ってしまえばいいのに

(だれかがせなかをおすだけでいい)

誰かが背中を押すだけでいい

(そしてきみがちってしまったときには)

そして　君が散ってしまったときには

(かけらをひろうよひとつのこらず)

カケラを拾うよ　ひとつ残らず

(ねえいたみをかんじてわたしのように)

ねえ、痛みを、感じて　私のように

(きらいだよきみのそのすべてが)

「嫌いだよ、君のそのすべてが」

(そういってなみだした)

そう言って　涙した

(だれかのものになったときからずっと)

誰かのモノになったときからずっと

(はうるこころ)

ハウるココロ

(いなくなってしまえばいいのに)

いなくなってしまえばいいのに

(ここからきえてよあとかたもなく)

世界（ここ）から消えてよ　跡形もなく

(だけどいなくなってしまったときには)

だけど　いなくなってしまったときには

(なみだをながすよかれはてるまで)

涙を流すよ　枯れ果てるまで

(このほほへとつたうはいつわりのしょう)

この頬へと伝うは　偽りの証（しょう）

(いつもこんなよるにはきみをおもうよ)

いつもこんな夜には　君を想うよ

(だってほんとうはすきなのきみのすべてが)

だって、本当は、好きなの　君のすべてが