313

(さんいちさんにひとつになった)

2017年3月13日に1つになった

(そのひをさかいにまいくにぎるひび)

その日を境にMIC握る日々

(だれがいるかなのどかわいて)

誰がいるかな？　喉乾いて

(きょうふときょうふうにおいやられそうになりながらもふんばった)

恐怖と強風に追いやられそうになりながらも踏ん張った

(えがおのすてーじにしたかった)

笑顔のステージにしたかった

(でもめのまえにだれもいなかった)

でも目の前に誰もいなかった

(かみさまはやさしくなくてだれのこころもみえなくて)

神様は優しくなくて誰の心も見えなくて

(ひびかなくてちぎれかけて)

響かなくて千切れかけて

(くるしくてさなさけなくてさ)

苦しくてさ　情けなくてさ

(みにきてくれたのはかぞくだけ)

見に来てくれたのは家族だけ

(かえりぎわふろあにちらばる)

帰り際フロアに散らばる

(おれたちのちらし)

俺たちのチラシ

(さいしょはそりゃいたいよはやくなれたいよ)

最初はそりゃ痛いよ　早く慣れたいよ

(てばやくばっぐに)

手早くバッグに

(みられたくはないかぞくに)

見られたくはない家族に

(さわぐいけいれんかえりなみせいねん)

騒ぐ胃痙攣　「帰りな未成年」

(ありがとうありがとう)

ありがとう　ありがとう

(もうなかないよだいじょうぶだよ)

もう泣かないよ　大丈夫だよ

(ありがとうありがとう)

ありがとう　ありがとう

(あのひのゆめがもうそこさ)

あの日の夢がもうそこさ

(とまれない)

止まれない

(おまえならゆうめいになれるよ)

お前なら有名になれるよ

(そういったあいつもういない)

そう言ったあいつもういない

(でもそのことばだけはいまものこりすくってくれる)

でもその言葉だけは　今も残り救ってくれる

(ありがとうありがとう)

ありがとう、ありがとう

(おまえもがんばれよもうあうことはないけど)

お前も頑張れよ　もう会うことはないけど

(とうじのせんせいあきれてはくりかえしだいがくすすめた)

当時の先生　呆れては繰り返し大学すすめた

(すうじもがくりょくもないゆめみがちのあおにさい)

数字も学力もない　夢見がちの青二才

(ほんのひとにぎりわずかすうぱーせんとのにんげんだけが)

ほんの一握り　わずか数パーセントの人間だけが

(つかめるゆめのきょうち)

掴める夢の境地

(まともにたつなんてしょうきじゃねえや)

まともに立つなんて正気じゃねえや

(おんがくざっしなんかいもよんだよ)

音楽雑誌何回も読んだよ

(きょくもつくったようたいまっくたよ)

曲も作ったよ歌いまっくたよ

(これならいけるかならずしゅうきゃくはできる)

これならいける必ず集客はできる

(でもそんなあまいせかいじゃなかった)

でもそんな甘い世界じゃなかった

(じそんしんもこわれてこえもでなくなった)

自尊心も壊れて声も出なくなった

(そんなのがなんねんもつづいた)

そんなのが何年も続いた

(でもいまじゃこんなにも)

でも今じゃこんなにも

(こんなにもたいせつなふぁんがいてくれる)

こんなにも大切なファンがいてくれる

(ばかなりにかんがえてすうじもだしてる)

馬鹿なりに考えて数字も出してる

(だからいまみんなのためにも)

だからいまみんなのためにも

(ぼくらのためにもきぼうをうたうよ)

僕らのためにも希望を歌うよ

(ありがとうありがとう)

ありがとう　ありがとう

(もうなかないよだいじょうぶだよ)

もう泣かないよ　大丈夫だよ

(ありがとうありがとう)

ありがとう　ありがとう

(あのひのゆめがもうそこさ)

あの日の夢がもうそこさ

(とまれない)

止まれない

(こうかいしないように)

後悔しないように

(たったいちどきり)

たった一度切り

(にどなんてぜいたくはないんだこのじんせい)

二度なんて贅沢はないんだこの人生

(じぶんをしんじてよかったて)

自分を信じてよかったて

(かぞくやしんゆうなかま)

家族や親友、仲間、

(そばでささえてくれたこいびとへ)

そばで支えてくれた恋人へ

(じしんもっていえるそのひまで)

自信持って言えるその日まで

(ありがとうありがとう)

ありがとう　ありがとう

(ふたりだからもうこわくはない)

二人だからもう怖くはない

(ありがとうありがとう)

ありがとう　ありがとう

(あのひのゆめがもうそこさ)

あの日の夢がもうそこさ

(とまれない)

止まれない