ACUTE

(つめたいへやをゆれうごくかんじょう)

冷たい部屋を揺れ動く感情

(するどくえぐるぬれたほこさき)

鋭く抉る濡れた矛先

(はなびのようにもえあがるしゅんかん)

花火の様に燃え上がる瞬間

(たがいをこがしやけあとをなめあう)

互いを焦がし焼跡をなめあう

(やさしく・・・)

優しく…

(このままでいいとおもってたにげだしたよるのなかで)

このままでいいと思ってた逃げ出した夜の中で

(あまおとがまどをうちならすこうかいにさいなまれた)

雨音が窓を打ち鳴らす後悔に苛まれた

(わたしだけをみてほしいなんてすなおにいえるわけもない)

私だけを見てほしいなんて素直に言える訳もない

(ゆがんだあいのけつまつにはなにがみえる？)

歪んだ愛の結末には何が見える？

(やみがふかまりはなたれるよくぼう)

闇が深まり放たれる欲望

(いまこのばしょでこたえてほしい)

今この場所で応えて欲しい

(だれかのかげがみえかくれしている)

誰かの影が見え隠れしている

(おびえるようにそのむねにからだをうずめて)

怯えるようにその胸に体を埋めて

(（とどくことのないおもいー）)

（届くことのない想いー）

(いつだってしりたいじじょうは)

いつだって知りたい事情は

(（ほんとうにあいしているのは？）)

（本当に愛しているのは？）

(さいしんのかんけいだろう)

最新のカンケイだろう

(からからとにぶいおとをたてはぐるまはまわっている)

カラカラと鈍い音をたて歯車は廻っている

(あきもしないであなたをしんじなれたさぎょうがくるくると)

飽きもしないでアナタを信じ慣れた作業がくるくると

(たしかめあったつもりになってごまかされる)

確かめあったつもりになって誤魔化される

(とつぜんのべるからみあうゆうじょう)

突然のベル絡み合う友情

(うそをかさねてほほえんだまま)

嘘を重ねて微笑んだまま

(くるしまぎれのいいわけにすがれば)

苦し紛れの言い訳に縋れば

(さびたこころはゆっくりとまひしていくだけ)

錆びたココロはゆっくりと麻痺していくだけ

(（わたしたちは、あのころにもどることはできないのだろうか？）)

（私達は、あの頃に戻ることはできないのだろうか？）

(（・・・でも、それをこわしたのはあなたでしょう？)

（…でも、それを壊したのはアナタでしょう？

(やくそくをやぶったのもあなたなのだから・・・。）)

約束を破ったのもアナタなのだから…。）

(（そう、こんなことがあってはならないんだ・・・）)

（ソウ、コンナ事ガアッテハナラナインダ…）

(つめたいへやをこうさするかんじょう)

冷たい部屋を交差する感情

(いまこのばしょでこたえてほしい)

今この場所で応えて欲しい

(あくまのこえはつきささりきえない)

悪魔の声は突き刺さり消えない

(かめんのうらをさあひきはがして)

仮面の裏をさあ引き剥がして

(やみがふかまりもどれないあいじょう)

闇が深まり戻れない愛情

(するどくえぐるぬれたほこさき)

鋭く抉る濡れた矛先

(はなびのようにはじけてきえるまで)

花火の様に弾けて消えるまで

(たがいをこがしすべてをもやしていく)

互いを焦がし全てを燃やしていく

(やさしく・・・)

優しく…

(（あなたのすべてをうばってあげる・・・。)

（アナタノスベテヲ奪ッテアゲル…。

(かれも、おもいでも、なにもかも・・・。）)

彼モ、思イ出モ、何モカモ…。）