らしさ / 上田桃夏

(わたしらしくあなたらしく)

私らしく　あなたらしく

(わらえたらそれでいいよ)

笑えたらそれで良いよ

(ほかのだれでもないたったひとりのわたしを)

他の誰でもない　たった一人の私を

(だきしめていたい)

抱きしめていたい

(たにんのしあわせすくろーるして)

他人の幸せスクロールして

(みてたらなんだかむなしくなったよ)

見てたらなんだか虚しくなったよ

(わたしらしくいきるための)

私らしく生きるための

(ほんもすみでほこりをかぶってる)

本も隅で埃をかぶってる

(いつしかおいつけなくなった)

いつしか追いつけなくなった

(まわりのきたいじぶんのりそうぞう)

周りの期待自分の理想像

(とくべつじゃなくていい)

特別じゃなくて良い

(わたしだけのうたをうたっていたい)

私だけの歌を歌っていたい

(わたしらしくあなたらしく)

私らしく　あなたらしく

(わらえたらそれでいいよ)

笑えたらそれで良いよ

(いつわりのないじぶんと)

偽りのない自分と

(むきあえたらもういちど)

向き合えたらもう一度

(あるきだそう)

歩き出そう

(わたしらしさってなんだろう)

私らしさってなんだろう

(おもいのままにやってみたいけど)

思いのままにやってみたいけど

(いつだってふあんさりょうしきという)

いつだって不安さ良識という

(おもりがあしをおもくする)

重りが足を重くする

(いつかはおわるじんせい)

いつかは終わる人生

(こうかいなんてしないように)

後悔なんてしないように

(みみざわりなこえは)

耳障りな声は

(きこえないようにうたうから)

聞こえないように歌うから

(わたしらしくあなたらしく)

私らしくあなたらしく

(わらえたらそれでいいよ)

笑えたらそれで良いよ

(ほかのだれでもないたったひとりのわたしを)

他の誰でもない　たった一人の私を

(だきしめていたい)

抱きしめていたい

(なみだがでるほどうれしいこと)

涙が出るほど嬉しいこと

(わらえるほどつらいことも)

笑えるほど辛いことも

(ぜんぶ)

全部

(ぜんぶ)

全部

(わたしのままいきていこう)

私のまま生きていこう

(わたしらしくあなたらしく)

私らしく　あなたらしく

(わらえたらそれでいいんだよ)

笑えたらそれで良いんだよ

(かんぺきじゃなくても)

完璧じゃなくても

(こたえなんかなくてもきっと)

答えなんかなくてもきっと

(かがやいている)

輝いている