あなたはさよならをここに置いていった

(よぞらにちらばるとおいほしくず)

夜空に散らばる遠い星屑

(みえないきょりほどくるしくなってく)

見えない距離ほど苦しくなってく

(つめたいくうきがわたしをいだきしめ)

冷たい空気が私を抱きしめ

(あなたはさよならを)

あなたはさよならを

(ここにおいていった)

ここに置いていった

(きづけなかった)

気づけなかった

(やさしいうそに)

優しい嘘に

(さいごくらいは)

最後くらいは

(わらってはなれたかった)

笑って離れたかった

(あなたのそばで)

あなたのそばで

(すごしたひびが)

過ごした日々が

(くらやみにとけてゆく)

暗闇に溶けてゆく

(２つならんだせいざがそっと)

２つ並んだ星座がそっと

(きえないきずをてらす)

消えない傷を照らす

(あなたのことを)

あなたのことを

(みつめていたい)

見つめていたい

(ただそれだけのことが)

ただそれだけのことが

(はなればなれのかなわないこい)

離れ離れの叶わない恋

(ひとりきりのよるに)

ひとりきりの夜に

(おちてゆく)

落ちてゆく

(いきすらできないながいちんもく)

息すら出来ない長い沈黙

(なんどもあじわうにがいすれちがい)

何度も味わう苦いすれ違い

(いろあせたかこがわたしをとじこめ)

色褪せた過去が私を閉じ込め

(あなたはごめんねを)

あなたはごめんねを

(くりかえすだけで)

繰り返すだけで

(つかめなかったささやくようにちいさなこえは)

掴めなかった囁くように小さな声は

(わたしのむねをするどくつきさしたままくるしい)

私の胸を鋭く突き刺したまま苦しい

(つかめなかったささやくようにちいさなこえは)

掴めなかった囁くように小さな声は

(わたしのむねをするどくつきさしたまま)

私の胸を鋭く突き刺したまま

(あなたのもとへとどかないなら)

あなたのもとへ届かないなら

(せめてきおくのなかの)

せめて記憶の中の

(きれいなままのわたしをずっと)

綺麗なままの私をずっと

(どうかわすれないでいて)

どうか忘れないでいて

(あなたをおもうきもちのかずが)

あなたを想う気持ちの数が

(かさなってあふれてく)

重なって溢れてく

(ひとみにうつるほしくずがいま)

瞳に映る星屑が今

(ほおをつたうように)

頬を伝うように

(おちてゆく)

落ちてゆく

(つめたいくうきがわたしをいだきしめ)

冷たい空気が私を抱きしめ

(あなたはさよならを)

あなたはさよならを

(ここにおいていった)

ここに置いていった