千尋

(おもいだしたよるはつめたくくらいしんかいぎょみたい)

思い出した 夜は冷たく暗い 深海魚みたい

(とおざかってはちかづくたびながくのびたかみぬらしたなみ)

遠ざかっては近づく旅 長く伸びた髪濡らした波

(わかりきっていたけどねがっていたいとなりでいたい)

分かりきっていたけど願っていたい 隣で居たい

(ぜったいなんてないならきらいにもなれやしないから)

絶対なんてないなら 嫌いにもなれやしないから

(はなれたい)

離れたい

(ずっといたいぎゅっといたい)

ずっと居たい ぎゅっと痛い

(きっとさいごだとわかっていた)

きっと最後だと分かっていた

(けどわらってたふたりのみらい)

けど笑ってた 2人の未来

(ぐっばいでいずぐっばいらいず)

グッバイデイズ グッバイライズ

(いつかすべてがおわってしまうから)

いつか全てが終わってしまうから

(いまだけはもうふたりゆめのなか)

今だけはもう2人夢の中

(あとちょっとだけはなしていたいよ)

あとちょっとだけ話していたいよ

(もうちょっとだけはなれてくまえに)

もうちょっとだけ離れてく前に

(まだこのままいよう)

まだこのまま居よう

(うたっていたのはうそじゃないけどいまとはちがっていたから)

歌っていたのは嘘じゃない けど今とは違っていたから

(いまからじゃもうおそいかな)

いまからじゃもう遅いかな

(さがしていたものはぜんぶここにないから)

探していたものは全部ここにないから

(ふたりのきょりがちかづいてもこころがとおい)

2人の距離が近づいても心が遠い

(となりにいないうたっていないふたりのあいをきめつけては)

隣に居ない 歌っていない 2人の愛を決めつけては

(あとがきにのこしたあとはきみのはなしがおわってしまっても)

あとがきに残した後は 君の話が終わってしまっても

(わたしがいなくなってもかなしくならないでしょ)

"わたしが居なくなっても 悲しくならないでしょ"

(あさひがてらしたきみのながしたなみだのいろこびりついている)

朝日が照らした君の流した涙の色 こびりついている

(ずっといたいぎゅっといたい)

ずっと居たい ぎゅっと痛い

(きっとさいごだとわかっていた)

きっと最後だと分かっていた

(けどわらってたふたりのみらい)

けど笑ってた 2人の未来

(ぐっばいでいずぐっばいらいず)

グッバイデイズ グッバイライズ

(いつかすべてがおわってしまうからすこしさきをあるいていた)

いつか全てが終わってしまうから 少し先を歩いていた

(もっとみたいてらしていたい)

もっと見たい 照らしていたい

(くらしていたへやもとびだして)

暮らしていた部屋も飛び出して

(あいにいくからさいごにしないでよ)

会いに行くから最後にしないでよ