失態生態実験体

(たいくつでつまらないしっぱいだらけのにちじょうを)

退屈でつまらない失敗だらけの日常を

(ぬけだしつくりあげたひとりこどくのじっけんじょう)

抜け出し作り上げた一人孤独の実験場

(きっととめられないさふしぎまみれのれつじょうは)

きっと止められないさ不思議まみれの劣情は

(こうきしんときめかせてないしょのけんしょうおぺれーしょん)

好奇心ときめかせて内緒の検証オペレーション

(ひとりぽつりしずくひかりりそうとじこめほるまりんづけ)

ひとりぽつりしずくひかり　理想閉じ込めホルマリン漬け

(なのにたりないどこかのぱーつかいけつふのうのぎもんてん)

なのに足りないどこかのパーツ解決不能の疑問点

(ああ)

嗚呼

(いったいぜんたいなんだってんだいしっぱいだらけのじっけんたい)

一体全体なんだってんだい失敗だらけの実験体

(かんぜんかんぺきもとめてたってふかのうなのにね)

完全完璧求めてたって不可能なのにね

(あいまいもようのもくてきなんてりゆうがたりないはんどうたい)

曖昧模様の目的なんて理由が足りない半導体

(じっけんけっかはしっぱいばっか)

実験結果は失敗ばっか

(しったいせいたいじっけんたい)

失態生態実験体

(よくぼうぬりたくったみるにたえないしょーうぃんどう)

欲望塗りたくった見るに耐えないショーウィンドウ

(じぶんいろそめすぎたいっけんじごくのとうげんきょう)

自分色染めすぎた一見地獄の桃源郷

(どうせいみなんてないとふまんをはきだすしんでんず)

「どうせ意味なんてない」と不満を吐き出す心電図

(りかいしないならそれじゃあでていけばいいさ)

理解しないならそれじゃあ出ていけばいいさ

(じんぎせいぎりんりろんりりかいできないたにんのしんり)

仁義　正義　倫理　論理　理解できない他人の心理

(うまくあわないこどうのりずむ)

上手く合わない鼓動のリズム

(しょうめいできないむじゅんてん)

証明できない矛盾点

(ああ)

嗚呼

(どうしてなんでのえいきゅうるーぷ)

どうしてなんでの永久ループ

(ぜつぼうちらばるじっけんだい)

絶望散らばる実験台

(なんぜんなんかいくりかえしてもみたされないのは)

何千何回繰り返しても満たされないのは

(きってもさいてもさしてころしてもぜんぜんたりないひけんたい)

切っても裂いても刺して殺しても 全然足りない被検体

(これはただしくないとわかってるからこそいやなんだ)

これは正しくないと分かってるからこそ嫌なんだ

(ああもんだいばっかりたまってたってこんなうつわじゃきゃぱおーばー)

ああ問題ばっかり溜まってたってこんな器じゃキャパオーバー

(ちいさなこびんのなかみにはこれいじょうためられない)

小さな小瓶の中身にはこれ以上貯められない

(さいごのさいごにみえてきたんだえいきゅうふめつのかんじょうろん)

最後の最後に見えてきたんだ永久不滅の感情論

(しっぱいばっかのじっけんみてわらってたきみはもういない)

失敗ばっかの実験みて笑ってた君はもういない

(いったいぜんたいなんだってんだいこうかいだらけのいっしょうがい)

一体全体何だってんだい 後悔だらけの一生涯

(どうにもできずにすぎさったあのひにさよならを)

どうにもできずに過ぎ去ったあの日にさよならを

(ゆがんだこころはりかいしたんだきっとさいごのじっけんたい)

歪んだ心は理解したんだきっと最後の実験体

(こんなかんじょうしっぱいだって)

こんな感情失敗だって

(わかってたからこそいやなんだ)

分かってたからこそ嫌なんだ

(みとめたくないけどすきなんだ)

認めたくないけど好きなんだ！