三日月ステップ

(きづいてないだれひとり)

気付いてない　誰一人

(しゅのそらにただひややかに)

朱の空に　ただ冷ややかに

(びるのすきまにこいするように)

ビルの隙間に　恋する様に

(みとれてたいのいなくなってしまうまえに)

見とれてたいの　いなくなってしまう前に

(いっぽうてきにあいをかたらせてよしららかなみかづき)

一方的に愛を語らせてよ　しららかな三日月

(さあぼくのてをとってかろやかにすてっぷを)

さあ僕の手を取って軽やかにステップを

(あとすこしだけ)

あと少しだけ

(だけどやっぱりきみはほおをふくらすのさ)

だけどやっぱり君は頬を膨らすのさ

(ぼくのきもしらずに)

僕の気も知らずに

(さあぼくのてをとってあざやかにすてっぷを)

さあ僕の手を取って鮮やかにステップを

(よるがくるまで)

夜が来るまで

(みつめてもあいしても)

見つめても　愛しても

(そのはだはだれかのもので)

その肌はだれかのモノで

(めをうたがうかごのなか)

目を疑う　カゴの中

(うられてたんだ)

売られてたんだ

(むしずがはしる)

虫唾が走る

(いついつまでもかたおもい)

いついつまでも　片思い

(わかってるのになぜこんなにくやしいの)

分かってるのになぜこんなに悔しいの？

(いっぽうてきにきみをうばわれたようそんなはずはないのに)

一方的に君を奪われた様　そんなはずはないのに

(いくらよんだってこたえてはくれないでしょう)

いくら呼んだって答えてはくれないでしょう?

(だれのこえでも)

誰の声でも

(つまりどうようぼくのものでもないのさ)

つまり同様　僕のモノでもないのさ

(ああそまつなあいろにー)

嗚呼、粗末なアイロニー

(だからきみをおもってなくいみもないのさ)

だから君を思って泣く意味もないのさ

(でもいやなんだ)

でも嫌なんだ！

(ぼくのものじゃないのに)

僕のモノじゃないのに

(ぼくのものじゃないけど)

僕のモノじゃないけど

(いっぽうてきにあいをかたらせてよしららかなみかづき)

一方的に愛を語らせてよ！　しららかな三日月

(さあぼくのてをとってかろやかにすてっぷを)

さあ僕の手を取って軽やかにステップを

(あとすこしだけ)

あと少しだけ