天才ロック

(あ　あ　あ　あいというなのじんたいじっけんりんしょう)

ア　ア　ア　愛という名の人体実験臨床

(わたしはこいする　どーぱみん)

私は恋する　C8H11NO2

(か　か　か　かがくはんのう　しんぱくすうのじょうしょう)

カ　カ　カ　化学反応　心拍数の上昇

(あなたにおこすの　せいたいはんのう：あいしている)

あなたに起こすの　生体反応：あいしている

(さ　さ　さ　さいけふぃーりん　あたまはがんがん)

サ　サ　サ　サイケフィーリン　頭はガンガン

(あふれて　ふぇにるえちるあみん)

溢れて　C8H11N

(だ　だ　だ　だいきらいやから　こんがらがってやようせい)

ダ　ダ　ダ　大嫌い→から　こんがらがって→陽性

(そのてをにぎれば　せいたいはんのう：あいしている)

その手を握れば　生体反応：あいしている

(りかしつのかぎをかけたなら)

理科室の鍵をかけたなら

(わたし　てんさいだから　てんさいだから)

私　天才だから　天才だから

(あなたのきもちもわかっちゃう)

あなたの気持ちも分かっちゃう

(あなたはだんだん　わたしをすきになる)

あなたはだんだん　私を好きになる

(てんさいだから　てんさいだから)

天才だから　天才だから

(あなたのすべてもうばっちゃう)

あなたのすべても奪っちゃう

(のうしんけいやからかんかくさいぼう)

脳神経→から感覚細胞

(いしきのはてまで　ｈａｃｋ　ｉｎｔｏ)

意識の果てまで　Hack into

(な　な　な　ないて　ないては　のうないかんきょうさんざん)

ナ　ナ　ナ　泣いて　泣いては　脳内環境散々

(もとめてたりない　せろとにん)

求めて足りない　C10H12N2O

(ば　ば　ば　ばぐのようだね　しんけいかいろはおじゃん)

バ　バ　バ　バグのようだね　神経回路はおじゃん

(えんどるふぃん　でばかしたこうふく)

C158H251N39O46S　で化かした幸福

(ら　ら　ら　らぶもらいくも　ちゅうどくせいのげんそう)

ラ　ラ　ラ　ラブもライクも　中毒性の幻想

(われらはこいする　どーぱみん)

我らは恋する　C8H11NO2

(ら　ら　ら　らぶもらいくも　ちゅうどくせいのげんそう)

ラ　ラ　ラ　ラブもライクも　中毒性の幻想

(おろかなやまいのせいたいはんのう　”あいしている”)

愚かな病の生体反応　“あいしている”

(ふらすこのなかにおちてゆく)

フラスコの中に落ちてゆく

(わたし　てんさいだから　てんさいだから)

私　天才だから　天才だから

(こころのありかもわかっちゃう)

心の在り処も分かっちゃう

(あなたもわたしも　おくすり　のいいなり)

あなたも私も　脳内物質　の言いなり

(てんさいだから　てんさいだから)

天才だから　天才だから

(そのさきすべてがわかっちゃう)

その先すべてが分かっちゃう

(すいきんちかもくどってんかいめい)

水金地火木土天海（冥）

(ぎんがのはてまで　ｄｉｖｅ　ｉｎｔｏ)

銀河の果てまで　Dive into

(ああ　あいもこいも)

嗚呼　愛も恋も

(かがくしきのなかのまぼろし　あぁ)

化学式の中のマボロシ　あぁ

(わたし　てんさいだから　てんさいだから)

私　天才だから　天才だから

(あまねくすべてがわかっちゃう)

遍く全てが分かっちゃう

(そろそろこのよにあきてきたころなの)

そろそろこの世に飽きてきたころなの

(てんさいだから　てんさいだから)

天才だから　天才だから

(あなたのそのてをつかんじゃう)

あなたのその手を掴んじゃう

(おくじょうからとびだして　ぎんがのはてまで)

屋上階から飛び出して　銀河の果てまで

(わたし　てんさいだから　てんさいだから)

私　天才だから　天才だから

(こどうのはやさもわかっちゃう)

鼓動の早さも分かっちゃう

(あなたはなんにもしらない　おばかさん)

あなたはなんにも知らない　お馬鹿さん

(てんさいだから　てんさいだから)

天才だから　天才だから

(あいなどなくてもわかっちゃう)

愛など無くても分かっちゃう

(のうしんけいやからかんかくさいぼう)

脳神経→から感覚細胞

(いしきのはてまで　ぜんぶうめてよ)

意識の果てまで　全部埋めてよ

(ねぇ、あなたを　”あいしてる”)

ねぇ、あなたを　“あいしてる”