紫春
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歌詞(問題文)
(はぁとためいきでるのはなぜ)
はぁ とため息出るのはなぜ
(かちのないことばにみぎへひだりへ)
価値の無い言葉に右へ左へ
(まどからはゆうだちのにおい)
窓からは夕立ちの匂い
(なつとまぶたがとじる)
夏と瞼が閉じる
(はちがつのたいどにいらつく)
八月の態度に苛つく
(かねはありませんがそとはえんてんか)
金はありませんが外は炎天下
(あかねいろのそらがめにしみる)
茜色の空が目に染みる
(ひはもうじきおちるらしい)
日はもうじき落ちるらしい
(かぜをきってあせをかいて)
風を切って汗をかいて
(ぼくのてのきずはまたふえて)
僕の手の傷はまた増えて
(なのにどうしてきょうもこうして)
なのにどうして今日もこうして
(いきをはいてまたすうのでしょう)
息を吐いてまた吸うのでしょう
(かきためたしはときにぼくをぶったり)
書き溜めた詩は時に僕をぶったり
(こころにはるばんそうこうになったり)
心に貼る絆創膏になったり
(あきらめたこいはきせつをこえずに)
諦めた恋は季節を越えずに
(きおくのなかでゆっくりとくさるだろう)
記憶の中でゆっくりと腐るだろう
(くちぶえふけばひゅるりひゅるり)
口笛吹けばひゅるりひゅるり
(かえりみちしだいにかげはせのび)
帰り道次第に影は背伸び
(せんけつのあかもせいしゅんのあおもにあわなくなってしまったな)
鮮血の赤も青春の青も似合わなくなってしまったな
(きがつけばあききがやせればふゆ)
気が付けば秋 木が痩せれば冬
(かみさまはるはくるでしょうか)
神様、春は来るでしょうか
(かぜよふけぼくをのせて)
風よ吹け僕を乗せて
(さめないゆめのなかまでよあけまでまってたって)
覚めない夢の中まで 夜明けまで待ってたって
(ねむれないかみさまはいらない)
眠れない 神様はいらない
(かみをきってかしをかいて)
髪を切って歌詞を書いて
(ぼくのてのひらはみゃくをうって)
僕の手の平は脈を打って
(だからこうしてしこうして)
だからこうして思考して
(いきるのでしょういきをするのでしょう)
生きるのでしょう息をするのでしょう
(くちぶえふけばひゅるりひゅるり)
口笛吹けばひゅるりひゅるり
(かえりみちしだいにかげはせのび)
帰り道次第に影は背伸び
(ぼくのてのなかはもうししゅんにそまっている)
僕の手の中はもう紫春に染まっている