ヒポクラテスの誓い

背景
投稿者投稿者カラシナいいね0お気に入り登録
プレイ回数109難易度(4.2) 1156打 長文 かな
ヒポクラテスの誓いの意訳です

問題文

ふりがな非表示 ふりがな表示

(いしんあぽろん、あすくれぴおす、ひぎえいあ、ぱなけいあおよび)

医神アポロン、アスクレピオス、ヒギエイア、パナケイアおよび

(あらゆるおがみとめがみのまえにせんせいする)

あらゆる男神と女神の前に宣誓する

(このせいやくとやくじょうを、おのがわざと、おのがはんだんにしたがってまもらんことを)

この誓約と約定を、己が技と、己が判断に従って守らんことを

(われはこのわざをおのれにさずけしひとをおやのごとくうやまい)

我はこの技を己に授けし人を親のごとく敬い

(ひつようなればもちものをわかちてようだてる)

必要なれば持ち物を分かちて用立てる

(またかのひとのしそんをわがきょうだいとみなし)

また彼の人の子孫を我が兄弟とみなし

(かれらがまなばんとほっすればみかえりをやくさずこのじゅつをおしえる)

彼らが学ばんと欲すれば見返りを約さずこの術を教える

(わがこ、わがしのこ、いのおきてにのっとりせいやくとせんせいにむすばれたるでしたちに)

我が子、我が師の子、医の掟に則り誓約と宣誓に結ばれたる弟子達に

(あらゆるしどうをつくしわがいじゅつのちしきをさずけんとす)

あらゆる指導を尽くし我が医術の知識を授けんとす

(わがわざ、わがしんだんをもってびょうしゃのためにはかり、そのがいをふせがんことをつとむ)

我が技、我が診断を以て病者のために計り、その害を防がんことを努む

(なんびとにこわれるとも、しにいたるくすりはあたえず、ふじんにだたいのきぐをあたえざるべし)

何人に請われるとも、死に至る薬は与えず、婦人に堕胎の器具を与えざるべし

(じゅんけつとしんせいとをむねして、わがせいをまっとうし、わがじゅつをほどこすべし)

純潔と神聖とを旨して、我が生を全うし、我が術を施すべし

(けっしてけっせきのさいせきをおこなうことなく、これをなりわいとするものにゆだぬべし)

決して結石の砕石を行うことなく、これを業とする者に委ぬべし

(いかなるいえにたずねるにも、いちにびょうしゃをやすんじ)

いかなる家に訪ねるにも、一に病者を安んじ

(ふぜんとふはいをしりぞけ、おとことおんな、みぶんにかかわらず)

不善と腐敗を退け、男と女、身分に関わらず

(またはひとのしせいかつにかんしてみききしたるひみつは、かならずこうがいせざるべし)

または人の私生活に関して見聞きしたる秘密は、必ず口外せざるべし

(われよくこのちかいをまっとうしこれにもとることなからんには)

我能くこの誓いを全うしこれに悖ることなからんには

(ねがわくはわがせい、わがじゅつにさちおおからしめ)

願わくは我が生、我が術に幸多からしめ

(ながくせじんのけいいをうけしめたまわんことを)

永く世人の敬意を受けしめたまわんことを

(もしちかいにそむかば、われにしょすにそのぎゃくをもってたまうべし)

もし誓いに背かば、我に処すにその逆を以てし給うべし