ワンダーランドと羊の歌

(なんでもないようなかおしていぬ)

なんでもない様な顔して犬

(ごきげんそこねてる「ばうわう」と)

ご機嫌損ねてる「バウワウ」と

(きょうはれいにいでいれいにいでい)

今日はレイニイデイレイニイデイ

(やねのうえでしょうじょがなきぬれては)

屋根の上で少女が泣き濡れては

(りんごあめをなめてそらをみた)

林檎飴を舐めて空を見た

(きょうはれいにいでいれいにいでい)

今日はレイニイデイレイニイデイ

(かんてらもってうたうたって)

カンテラ持って歌うたって

(あしたのじゅんびをこしらえて)

明日の準備を拵えて

(さんびのことばとなえようぜ)

賛美の言葉唱えようぜ

(ほらはいねりぃらんら)

ほらハイネリィランラ

(さかなのめんでうたうたって)

魚の面で歌うたって

(ゆうしてっせんをとびこえて)

有刺鉄線を飛び越えて

(あそぼうぜ、わらおうぜ！)

遊ぼうぜ、笑おうぜ！

(くだらないあいをうたうこのまちのなか)

くだらない愛を歌うこの街の中

(あかりをともせばなんにもない)

明りを灯せば何にもない

(１，２，３，４，５，ほらあいずできみにあいにいこう)

1,2,3,4,5,ほら合図で君に会いに行こう

(あたらしいひをむかえにいこう)

新しい灯を迎えに行こう

(なんてなまえかもわすれてまた)

何て名前かも忘れてまた

(あかでんわがなり「ふわうわう」と)

赤電話が鳴り「フワウワウ」と

(きょうもれいにいでいれいにいでい)

今日もレイニイデイ

(たばこのけむりぬれちゃってまた)

煙草の煙濡れちゃってまた

(むせかえるろじうらさってあるいていった)

噎せ返る路地裏去って歩いていった

(れいにいでいれいにいでい)

レイニイデイレイニイデイ

(あんてなたったらもういいかい？)

アンテナ立ったらもういいかい？

(しょうてんがいからかおだしして)

商店街から顔出して

(ないてるこにはとなえようぜ)

泣いてる子には唱えようぜ

(ほらはいねりぃらんら)

ほらハイネリィランラ

(「さよなら」ばっかりつめこんで)

「さよなら」ばっかり詰め込んで

(にりつはいはんをしょいこんで)

二律背反を背負い込んで

(なかないでゆれないで)

泣かないで揺れないで

(みぎてのうえでまわるちきゅうぎを)

右手の上で回る地球儀を

(ひだりてのひでてらそうか)

左手の灯で照らそうか

(そらのいろがかわるそのときに)

空の色が変わるその時に

(むねにのこるのはきみのこと)

胸に残るのは君の事

(あまやどりだがしやで)

雨宿り駄菓子屋で

(かみさまのかえりをまった)

神様の帰りを待った

(さぁ、うたおうかひつじのうた！)

さぁ、歌おうか羊の歌！

(きみのてのそのかんてらが)

君の手のそのカンテラが

(すべてをてらすたいようなんだ)

全てを照らす太陽なんだ

(きみがうたをうたうこのまちのなか)

君が歌を歌うこの街の中

(あかりをともせすてきなこと)

明りを灯せ素敵な事

(１，２，３，４，５，ほらあいずできみにあいにいこう)

1,2,3,4,5,ほら合図で君に会いに行こう

(あたらしいひをむかえにいこう)

新しい灯を迎えに行こう

(とんねるのさきにはなにがある？)

トンネルの先には何がある？

(まちのそとにふみだしていく)

街の外に踏み出して行く

(１，２，３，４，５，ほらあいずできみにあいにいこう)

1,2,3,4,5,ほら合図で君に会いに行こう

(あたらしいあひをむかえにいこう)

新しい灯を迎えに行こう