クライヤ

(ふあんになるとねなみだはしぜんとあふれて)

不安になるとね　涙は自然と溢れて

(なきおわればつかれてねむりについて)

泣き終われば疲れて眠りについて

(そうだよそんなよるばかりくりかえしてかわらずに)

そうだよ　そんな夜ばかり繰り返して変わらずに

(きょうもまたいきぐるしいあさがくるよ)

今日もまた息苦しい朝が来るよ

(なやみくやみつづいてくやみむやみにひとなみをうらやみ)

悩み悔やみ続いてく闇　無闇に人並を羨み

(ねたみひがみごころはあらすさみまたなみだにかえていくよ)

妬み僻み心は荒すさみ　また涙に変えていくよ

(ないてもないてもわたしはなにもかえらんないまま)

泣いても泣いても　私は何も変えらんないまま

(ただただみじめでふあんでしかたなくって)

ただただ惨めで　不安で仕方なくって

(なんにもないのにほしがるからいっそのこともう)

何にもないのに欲しがるから　いっそのこともう

(このめもこころもうばいとってしまってよいますぐ)

この目も心も奪い取ってしまってよ　今すぐ

(ひとはさまざまなりゆうでうそつき)

人は様々な理由で嘘つき

(そのすべてをみぬけやしないから)

その全てを見抜けやしないから

(すがるようにきみのことばだけをしんじて)

すがるように君の言葉だけを信じて

(だからきみのうそはどんなことでも)

だから君の嘘はどんなことでも

(ふかくふかくきずついてしまうんだ)

深く深く傷ついてしまうんだ

(だからもういいよほらね)

だからもういいよ　ほらね

(おなじとこにおなじきずがひとつふえただけそれだけ)

同じとこに同じ傷がひとつ増えただけ　それだけ

(なんどもなんどもみがってなことばにふりまわされ)

何度も何度も　身勝手な言葉に振り回され

(きずつくわたしもじぶんかってなんだけど)

傷つく私も　自分勝手なんだけど

(なんにもないからきにしないよってきこえないふりして)

何にもないから　気にしないよって聞こえないフリして

(なによりだれよりきにしちゃっているんだよ)

何より誰より　気にしちゃっているんだよ

(ばかだなぁ)

バカだなぁ

(あきらめたらそこでおわりってさ)

諦めたらそこで終わりってさ

(どうにもならないことばかりで)

どうにもならないことばかりで

(やさしいことばにまどわされて)

優しい言葉に惑わされて

(なんどつきおとされてきたかな)

何度突き落とされてきたかな

(だれもしらないだれもしらない)

誰も知らない　誰も知らない！

(わたしがこんなになやんでいるのも)

私がこんなに悩んでいるのも

(いたみのかずだけつよくなれるっていうなら)

痛みの数だけ強くなれるっていうなら

(あとなんかいなけばいいんですか)

あと何回泣けばいいんですか

(ないてもないてもわたしはなにもかえらんないまま)

泣いても泣いても　私は何も変えらんないまま

(かなしくてくやしくてだけどなにもできなくって)

悲しくて悔しくて　だけど何も出来なくって

(なんにもないままなみだはこころのきずにしみて)

何にもないまま　涙は心の傷に沁みて

(にじむからいたむからもうとまんないんだよ)

滲むから痛むから　もう止まんないんだよ

(なんどもなんどもいきてるいみなんてさがしても)

何度も何度も　生きてる意味なんて探しても

(なみだのりゆうわけすらよくわかんないまんまで)

涙の理由わけすらよく分かんないまんまで

(なんにもないけどなきやむたびあしたがくるから)

何にもないけど　泣き止むたび明日が来るから

(いきててよかったそんなことおもえるひを)

生きてて良かった　そんなこと思える日を

(ねがってしまうんだ)

願ってしまうんだ