畢生よ

(ぼくらはやりたいことやるために)

僕らはやりたいことやるために

(えがきつづけたみらい)

描き続けた未来

(いだいさによくぼうしつづけてすうねん)

偉大さに欲望し続けて数年

(つめもかみもていれぶそくだ)

爪も髪も手入れ不足だ

(うばうがわとうばわれるがわ)

奪う側と奪われる側

(あたえるがわとあたえられるがわ)

与える側と与えられる側

(きづくまでなんどうしなったおもいかえすほどぶざまだ)

気付くまで何度失った　思い返すほど無様だ

(あかしをのこしたかったりたいせつなものがあったり)

証を残したかったり　大切なものがあったり

(しにたえたせんたくしがにぶいこころにしみる)

死に絶えた選択肢が　鈍い心に染みる

(みうしなったものはなんだ？)

見失ったものはなんだ？

(まもるべきものはなんだ？)

守るべきものはなんだ？

(なにをしんじなにをめざしていのちをかければいい？)

何を信じ何を目指して　命をかければいい？

(あいすべきものたちとおなじほうこうをあるきたい)

愛すべきものたちと同じ方向を歩きたい

(ひっせいよそのためにはぼくらはどういきればいい)

畢生よ　そのためには　僕らはどう生きればいい

(こぎたないひびをおぎなうために)

小汚い日々を補うために

(みないふりばかりつづけたかこが)

見ないふりばかり続けた過去が

(あたりまえのようにちょうしょう)

当たり前のように嘲笑

(ぷらいどばかりがじゃまをする)

プライドばかりが邪魔をする

(うばうものとうばわれるもの)

奪う者と奪われる者

(しっぱいしたらしっぱいしたまま)

失敗したら失敗したまま

(すれちがうしょうがいすらさまざまじゃあぼくはなにをしてんだ？)

すれ違う生涯すら様々　じゃあ僕は何をしてんだ？

(じぶんかってなじぶんをかえるためにあがきたい)

自分勝手な自分を変えるために足掻きたい

(かぎられたざんきがゆれるこころにふれる)

限られた残機が揺れる心に触れる

(みうしなったものばかりだ)

見失ったものばかりだ

(まもりそこなったものばかりだ)

守りそこなったものばかりだ

(なにをしんじなにをめざしていのちをさとせばいい？)

何を信じ何を目指して　命を諭せばいい？

(あいすべきものたちをあいすることはできるか？)

愛すべき者たちを愛することはできるか？

(ひっせいよおろかさをどうにもぬぐえないのだ)

畢生よ　愚かさをどうにも拭えないのだ

(あいされたいならあいすればいい)

愛されたいなら愛すればいい

(あたえられたいならあたえればいい)

与えられたいなら与えればいい

(だれかのいのちをけおとしてまでたもちつづけたじかん)

誰かの命を蹴落としてまで　保ち続けた時間

(みじゅくさをすてさってすくうべきものがある)

未熟さを捨て去って救うべきものがある

(にぶいこころがいまだとさけぶ)

鈍い心が今だと叫ぶ

(みうしなったものばかりで)

見失ったものばかりで

(まもれなかったものばかりで)

守れなかったものばかりで

(しかしたしかにむねをはって)

しかし確かに胸を張って

(なりたいみらいがある)

なりたい未来がある

(あいすべきものたちをあいすべきときづいた)

愛すべき者たちを愛すべきと気付いた

(ひっせいよおわるのならあなたのきぼうとなる)

畢生よ　終わるのならあなたの希望となる