ヴァイスリリア

(ごやのひめごとといきがまじり)

午夜の秘め事　吐息が混じり

(ふたつのかげがかさなるせつな)

二つの影が　重なる刹那

(ゆるされないとしっていながら)

許されないと知っていながら

(こどうたかなりよるはふけていく)

鼓動高鳴り夜は更けていく

(ゆびさきからめくちびるかさね)

指先絡め　唇重ね

(せんのことばがわたしをせめたて)

千の言葉が私を責め立て

(かなわぬこいとしっていながら)

叶わぬ恋と　知っていながら

(もどれないばしょまでおちていく)

戻れない場所まで堕ちていく

(あなたのことをみつめてるだけで)

貴女のことを　見つめてるだけで

(しあわせでいられたの)

幸せでいられたの

(だけどしってしまったから)

だけど　知ってしまったから

(かいらくとぜつぼうとけあっていく)

快楽と絶望　溶け合っていく

(しろいｌｉｌｌｙがそまってゆくの)

白い百合【Lily】が染まってゆくの

(ふたつのたましいとけあっていく)

二つの魂　溶け合っていく

(きんじられているとしりながらも)

禁じられている　と知りながらも

(とまることなどできないでいる)

止まることなど　できないでいる

(とまれることとはしっていながら)

止まれることとは　知っていながら

(どうすることなどできないのなら)

どうすることなど　できないのなら

(かんじるがままにえでんへおちていく)

感じるがままに楽園へ堕ちていく

(あなたのことをかんじているだけで)

貴女のことを　感じているだけで

(しあわせでいられるのもっとおどりくるわせて)

幸せでいられるの　もっと踊り狂わせて

(あのひびはどこにものこっていない)

あの日々はどこにも　残っていない

(あのころにはもうもどれないのね)

あの頃にはもう　戻れないのね

(それならわたしはついていくだけ)

それなら私は　ついていくだけ

(まちがっているとわかりながらも)

間違っていると　わかりながらも

(しろいｄｏｌｌからつたうひとすじ)

白い人形【doll】から　つたう一筋

(くらやみのなかでひかっているの)

暗闇の中で　光っているの

(あかいとうきからながれだしてく)

赤い陶器から　流れ出してく

(えんじるがままにあなたをあいして)

演じるがままに貴女を愛して

(かいらくとぜつぼうとけあっていく)

快楽と絶望　溶け合っていく

(しろいｌｉｌｌｙがそまってゆくの)

白い百合【Lilly】が染まってゆくの

(どうしてこんなにくるわせるの)

（どうしてこんなに　狂わせるの？）

(ふたつのたましいまざりあってく)

二つの魂　混ざり合ってく

(いつわりのあいでかんじているの)

偽りの愛で感じているの

(どうしてそんなにないているの)

（どうしてそんなに　泣いているの？）

(とまることなんてできないことを)

止まることなんて　できないことを

(たのしみながらもおぼれていくの)

愉しみながらも　溺れていくの

(おもいいだいてきめたこころ)

（思い抱いて決めた心）

(たましいむさぼりときをわすれて)

魂貪り　時を忘れて

(えいえんのつきがみちてはあけていく)

永遠の月が満ちては開けていく

(ふれたみぎてゆだねおちていく)

（触れた右手委ね落ちていく）