冷たく暗い海の底

(つめたくくらいうみのそこ)

冷たく暗い海の底

(にじむこころにもにたまだらもよう)

滲む心にも似た斑模様

(このまましずんでいけるなら)

このまま沈んでいけるなら

(どこまでもとおくまで)

どこまでも遠くまで

(よがふけくさきもねむるころ)

夜が更け草木も眠る頃

(めをさますしじゅうにちのうらみと)

目を覚ます四十日の恨みと

(わすれることなかれちしのうず)

忘れる事勿れ致死の渦

(わたしはここにいると)

私はここにいると

(いきをとめまつすくいのてもなく)

息を止め待つ救いの手もなく

(きたいはどくだとやけるてをのろう)

期待は毒だと焼ける手を呪う

(いたいけどさびしいけど)

痛いけど寂しいけど

(それはひげきのようなもの)

それは悲劇の様なもの

(このきずはいえないけど)

この傷は癒えないけど

(きおくのなかでまつよ)

記憶の中で待つよ

(つうかくをうしなえば)

痛覚を失えば

(にぶいおとひびくだけのあわとなる)

鈍い音響くだけの泡となる

(おぼれてもがいたさきにまつ)

？れて藻掻いた先に待つ

(じこぎせいというなのはじ)

自己犠牲という名の恥

(やがてけんそうがおさまって)

やがて喧騒が収まって

(ふたたびへいおんがおとずれる)

再び平穏が訪れる

(わたしだけがこのいまわしいひに)

私だけがこの忌まわしい日に

(とらわれたままでいる)

囚われたままでいる

(むいみなことはりかいしているが)

無意味なことは理解しているが

(それでもきぼうはすてずにいさせて)

それでも希望は捨てずにいさせて

(いのってもいのっても)

祈っても祈っても

(おわらないあくむのような)

終わらない悪夢のような

(さびていくおもいすら)

錆びていく想いすら

(あたたかくかんじるの)

暖かく感じるの

(くらくつめたいうみのそこ)

暗く冷たい海の底

(にじむこころにもにたまだらもよう)

滲む心にも似た斑模様

(このまましずんでいけるなら)

このまま沈んでいけるなら

(どこまでもとおくまで)

どこまでも遠くまで

(よがふけくさきもねむるころ)

夜が更け草木も眠る頃

(めをさますしじゅうにちのうらみと)

目を覚ます四十日の恨みと

(わすれることなかれちしのうず)

忘れる事勿れ致死の渦

(わたしはここにいると)

私はここにいると

(いたいけどさびしいけど)

痛いけど寂しいけど

(それはひげきのようなもの)

それは悲劇の様なもの

(このきずはいえないけど)

この傷は癒えないけど

(きおくのなかでまつよ)

記憶の中で待つよ